コドモの頃の緑化のユメを思い出す
今年はメチャクチャでもいいから 畑をしよう、と思う。
自家採種したタネも、もらったタネも 夫が買ったタネもある。
上手じゃなくてもやってみよう。
こっそりこそこそ やってみよう。
コドモの頃、地球が砂漠化している、ってゆーニュースを見た。
コドモなりに色々考えていた。
何となく 堆肥のこととか 輪作のこととか知ってた。
なぜ知っていたかは覚えていない。
じゃあ、砂漠に行って、毎日一個ずつウ○コをして埋めて行けば 土は豊かになるのじゃないかなと思っていた。
緑の木々がなくなったら 一斉に砂漠になってしまうのなら、
一本ずつ木を植えて、初めはたった一本だけでも育てれば いつの日かオアシスが戻るのではないかな、と思った。
広い範囲の水やりは無理でも、一本だけなら できるかもしれないな、と。
私のコドモの頃は 周りの田んぼがどんどんつぶされて 住宅に変わって行った。
学校でも ニュースでも、日本の食糧自給率の低下が話題になっていた。
母が ぽつりと言った。
「田んぼを住宅に変えてしまったら、元の農地には戻らないのにね」
「本当?ねえ 本当?」
一方でボロボロの廃屋、整理した方がいいあばらやなども目立っていた。
「ああいうの、つぶした後を田んぼにはできないの?」
「さあ、できるとしたら すっごい時間かかるだろうね」
....確かに 住宅地の土って田んぼや畑に戻りそうもない 味気ない顔をしていますね。根拠は無いけど。
そうか、そうか、
じゃあ 荒れ果てた元住宅地の空き地に毎日ウ○コをしたり、落ち葉を集めて積んでおいたら だんだん畑に戻るかな?
なんか、しつこく聞いたなー。
「何も生えない土になっているのなら、大豆を沢山植えたらいいの?お母さん。」
「さあね、大豆はあぜ道に植えとくもんだったけど?」
人糞を肥料にすることについては バイオダイナミック農業では推奨されていない。
だけども、私としては 人糞って おカネをかけて 「処分」しているのがなんとなく勿体ない気がしている。
本州で田舎暮らしをしていたときは 肥え汲みをしてみた。
自作したトイレだったからできたことだけど。
極寒地だったので 匂いには困らなかった。
おがくずをまぜて、雪が降り始める頃に 畑のすみに蒔いた。
あっという間に雪がつもり、何も匂わず、何も見えない期間が半年。
翌年、そこから勝手に生えたトマトがおいしかった。
さすがに肥え汲みを借りた畑でやろうとは思わないけど.....
私が今年借りた畑は 多分10年近く放置された畑だ。
背の高いカヤが生えている。
植相から判断すれば 土地はカルシウム欠だろう。
葉野菜に期待はできなさそうだ。
だから 畑をする、とはいっても 作物を育てるフリをしながら
土の様子を見るのが仕事になるだろう。
さて、私は幸い農業者ではない。
気長にやってみるかな。
Edited by じゅんか 2010-04-21 22:27:23
Last Modified 2022-01-30 18:28:55