ゆかりは深い
梅干しを作ると副産物がいくつか生まれます。
沢山できるのは梅酢なので、
梅酢を使って紅ショウガも仕込みました。
そして 今年は久々に「ゆかり」にチャレンジです。
ゆかり.....赤しそを使ったふりかけですね。

これ、手を抜いても作れるんですけど
ていねいに作ったときの味の差がすごいんです....。
梅干しを作るときに一緒に漬け込む赤しそがありますが
それを一枚いちまい うすーく広げていく作業が ものすごい面倒なのです。
実際にやってみないとこればかりは実感できないのですが
やってみたら どんだけ手間かわかります。
絶対機械化できないですね。あれは。
一枚一枚丁寧に広げたゆかりを 日差しの強い、雲のない日の10時から午後2時までで一気に天日干ししてしまわなければなりません。
2時以降の湿った空気に触れてしまうと せっかくの手間が台無しになってしまうので、タイミングも重要です。
でも 「ていねいに作る」のが 非常に手間です。
手間をかけただけの喜びはあるんですけど、非常に手間です。
それでも 頑張るのは
「まあまあ美味しい」と「すごく美味しい」の差が 確かにあるからなのでした。
梅仕事が好きな私も、ゆかり作りは集中力がいるので、毎年は作りません。
でも、時々 猛烈に「あのゆかりはよかった!」と思い出したりします。
そしてたったいま 一時間以上かけて 赤しそを広げましたが.....朝晴れていた空に 雲が見えます。うおーーーー 晴れてくれ!!
2時までで良いから!! お願いジーザス!
「ていねいなゆかりづくり」は後戻りできない、やりなおしのきかない作業なんですね。
ああ....ここまできて実感....でもここまで来たし、頑張ります。
そして この悔しさをバネに また次回.......。
Edited by じゅんか 2016-07-26 09:53:46
Last Modified 2016-07-26 10:49:46