黒柿 けやき

実家材木店から持って来た木がいくつかある。
「絵になる」木を極力選んだ。
引越で持って来れるのはごくわずかだったから、いずれも小さい。
が、持って来ただけで、収納部屋に寝かせていた。
ふと思いついてペーパーで磨いた。
手で磨いているのでなかなか作業が進まない。
この黒柿には細かい虫食いあとがある。
虫食い跡がおもしろい文様になっているのだが、木屑がたまっている。
ピンなどで細かく掃除する。ひとつピンをダメにした。
となりで息子がケヤキを磨いていた。
このケヤキもいいケヤキだ。目が細かい。

さすっているうちに、「ライアー」が作りたくなった。
キンダーハープくらい、どうだろうか。木口だし、無理かな。
余談/
黒柿...柿は切ったあと、水につけておくと黒い文様が出るのだそうです。工芸品用に好まれています。どんな文様になるのかはそれぞれなので、「景色」の見える材に会うとどきどきします。
木口... 木口、とは木を横に切った面のことをいいます。(切り株を想像してね)木口のカンナがけは普通できません。また、彫刻したりするのも難しいと思う。
目が細かい.....ケヤキはあちこちに生えていますが、使えるケヤキは案外少ないものです。目の粗いものは「ヤブゲヤキ」と呼ばれていて、木が暴れるのです。(狂ってしまい、形がとれない)。広葉樹の多くは目の細かいものが総じてよいものです。(しかし素人にはどれが粗くて、どれが細かいのかわからないかもしれません。木の世界は深いです。)
Edited by じゅんか 2005-10-30 21:15:23
Last Modified 2005-11-03 14:16:25