時を経て なお愛されるもの
最近、「時代にノッてるもの」と「旬を過ぎてしまったもの」について 思いを馳せています。
一世を風靡したものの中には 「今見るとガッカリ」なものもあります。
かといって 古臭いものはすべてダサいかというと そうとも言い切れません。
庵野秀明監督をリスペクトしている私は 庵野監督のインタビュー記事や 同時代に青春を過ごした方のエッセイなどをついついチェックしていますが...
庵野監督は 子ども時代から青春時代にかけて大好きだったものを 今も愛して、作品の中に生かしていると思うんですよ。
これは 庵野監督学生時代の時の作品(手描きパラパラ漫画を8ミリで撮影したもの)ですが、BGMが伊福部昭「怪獣大戦争」ですね。
同じ音楽が「シン・ゴジラ」でも使われていますが、全然良かったと思うんですよ。「初代ゴジラ」のテーマをそのまま使うのも 良かったと思うんです。
(音源は古いものだと思われますが なぜかこれで泣いたワタクシ 泣いたあかおに)
「ゴジラ」「東宝映画/怪獣大戦争」のBGMを作曲したのは 伊福部昭。
音楽教育を受けないで フルオーケストラの作曲家になった方ですね。
すごい!
北海道出身とは知りませんでした。「芸術はその民族の特殊性を通過して共通の人間性に到達しなくてはならない」を信条とし、「大楽必易 大礼必簡」(「すぐれた音楽は平易なもので、すぐれた礼節は簡略なものである」という意の司馬遷の言葉)を座右の銘としていたそうです。
後世にも残る音楽が 伊福部さんの言う「大楽必易」なのかなあ....。
色々と考えさせられます。
ところで 実際の演奏風景は、フルオーケストラですよ。
大真面目に!すごい。
Edited by じゅんか 2019-06-27 11:17:57
Last Modified 2019-06-27 19:44:47