母上殿、ひそかに大活躍(1)
ところでうちの親父殿は よくわからない才能が、あると思います。
特定分野における並外れた記憶力とか...
木を見分ける力とか.....
コミュ力とか....
打たれ強さとか....
でも困ったことには 「ごく普通のこと」が全然できません。
また、裁判に馴れている一般人は なかなか居ないと思いますが、親父殿ももちろん全く馴れておらず、色々と難儀でした。
こんな親父殿が怒涛の数年間を過ごしたのは.....
ひとえに、同居する家族が親父殿を支えていたからです。
こういうことは割合に多いんじゃないでしょうか。
何かに没頭するタイプの人が一人いると 周囲の何人かがその一人を支えていかないと色々が立ち行かない、そういうことってあると思います。
よく「名もなき家事」が話題になりますが
家事にとどまらず「名もなき雑事」と言ったらよいのかな....。
家族それぞれが あらゆることを支えました。
というわけで 家族全員 水面下で大変だったのですが、
割と高齢!なうちの母上殿は、常に親父殿の助手をつとめ、大活躍でした。
Edited by じゅんか 2020-01-21 09:41:21
Last Modified 2020-01-21 12:45:28