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2014-09-02カンジの文字と興味2014/08(2)
ただ書き写す、ということはしない。
知っていることを書き並べることもしない。
時々 質問を書いて来るので 絵も添えて 質問を作ってみると
答えは文字ではなくて絵で帰ってくる。
こうして遊ぶのが好きだ。
正解を教えてもらう日々は学校に行ったらやってくる。
私は 子どもの中にある子どもの引き出しを見てみたいし
自分のこころの引き出しも見てみたい。
ただひたすら「しゅくだい作ったから 解いて!」とか
「まんが描いたから あげる」とか言ってくる。
まんがに添え書きされた文字はあるけど 今の所 内容とは関係なさそうに見える。
そしてカンジが作る宿題は 今の所全部「さんすう」である。
そういえば 数字は誰も教えないのに、自分で覚えた。
ひとけたの足し算と引き算も 何も教えないうちにわかっているようだ。
だから わたしがカンジのしゅくだいを解いたら、まるつけもしてくれる。
わざと間違ってみたら ×をつけている。
でたらめなまるつけではなく 正解を自分で解いてからまるつけをしている。
指をおって確かめているのである。
カンジは文字に対する理解力は強くない。
一方で 図形に対する理解力は強い。
面白いのは カンジは折り紙の折り方の本を見ているだけで
折り紙の折り方が理解できることだろう。
添え書きされている文字は全く読めていない頃からだから 図だけでわかっているんだろう。
子どもにはそれぞれ 持って生まれた方向性があると思う。
ウチの子は たとえば たかがあいさつすることも難しいくらい コミュニケーションは得意でない。
一方 二人とも「組み立てる/手作業をする」のは得意だし、ほっておいても飽きずにできる。
また、教える必要もない。
反対に 組み立てたり、描いたりするのは不得意でも コミュニケーションが素晴らしかったり、リーダーシップが素晴らしい子どももいる。
自分の子どもにしろ ヨソの子どもにしろ、どのように遊ぶかを見ているのは 本当に面白い。
Edited by じゅんか 2014-09-02 13:35:41
Last Modified 2014-09-04 11:01:56