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2005-12-10
北海道への移住について

さて、「私はシュタイナー教育を勉強するために」と言って北海道に来た訳です。
この移住については、夫の親も私の親も、全員が反対しました。

反対理由はいくつかあります

1)30代半ばで、はっきりした展望なく転職・独立するのは経済的に危険
2)お前は先生には向いていない。
3)本には良いことが書いてあるかもしれないが、うまく行っている共同体があるはずがない。
4)シュタイナーはオカルト教団ではないのか。

実際に来てみて、この反対理由は、いずれももっともだったなあと感じています。
1)について 
確かにこれは大変なことです。わが家も含め、こちらへ移住して来て裕福な人は大変まれです。全国各地のシュタイナー学校の中でこれほど貧乏人の多いところはないでしょう。たまに安定した人はいますが、そのような人はたいていダンナさんだけが単身で都会や地元で稼ぐ生活をしており、生活費は2倍近くかかり、父親不在の生活となってしまいます。

2)について
はは、これももっともでした。一時期保育の手伝いもしてみましたが、大変疲れました。世間の教師、保母の方々をたいへん尊敬します。少なくとも私は学校の先生にはならないでしょう。

3)について
「共同体」「社会三層構造」は今の所、成り立っていないと言ってもいいと思います。「ひびき」と「いずみ」は全くの別組織となっていますし、それぞれ大きな課題を抱えています。今はどちらとも少し距離をおいて暮らしています。

4)について
教団かどうかはわかりませんが、宗教チックにはちがいないでしょう。そういうムードが苦手だったら、シュタイナーは苦手かもしれません。ただそれぞれの個人は信じたい宗教を別に持っていますし、宗教団体、とは微妙に違うのかな、という気もします。

まあ、そういうわけで、ここへ来た事自体は手放しでハッピーとも言えません。
これから移住を考えている方、参考にしてくださいませ。



Edited by じゅんか 2005-12-10 20:19:20
Last Modified 2005-12-10 22:28:09





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