あこがれ1 とある別荘地
このごろ 思い出すことがある。
私が共同体にあこがれている、という話は何度か書いた。
田舎暮らしに憧れて 現在に至っていることも書いた。
自分はどんな暮らしを「良い」と思ったか 思い出してみようと思う。
独身の頃、とある湖畔の別荘地へ行ったことがある。
そこは すごく不思議な場所だった。
まるで日本じゃないみたいな。
日本国内の、しかも僻地なのに、別荘の半数近くは 外国人、または国際結婚組だった。
聞けば 宣教師が作った別荘地であるらしい。
また、その別荘地は買い取ることができない。
あくまで 皆それぞれの山荘を「借りて」いた。
そして、この別荘を借りるためには おカネがいくらあってもダメである。
借りるための条件として この別荘で 年間○ヶ月間以上過ごすこと、何らかの役割を負うことを約束した上で、役員の承認を受けなければならない。
この日本でその条件をクリアできる人はそう多くはない。
結果、そこにいる人の多くが 研究職や宣教師といった ちょっと違った人々だった。
私はとある夏の何日かをそこで過ごした。
長くなるので続く
Edited by じゅんか 2010-03-11 23:11:36
Last Modified 2010-03-11 23:11:36