恥かき日記(2)
「モノを作る」とその人そのものが 作品に反映されると思います。
この日記も たまに「痛々しくて読んでいられない」とか「生々しすぎる」と言われることがあります。
それは ちょっと わかります。ごめんなさい。
それはさておき、言葉をどんなに美しく飾っても、どこかに書き手当人が反映されてしまうのです。普段意識していないところも含めて。
どう感じるかは 読み手さんのお好みもあると思うのですが、描いている当人の私は、「上っ面だけで描いた」時には、猛烈に腹が立ちます。自分自身に。
「一生懸命面白く描いているつもりなのに、全然面白くない」こともしばしばあります。
毎号描く際には 「何かにこだわっている自分」に気づきます。
描き始めるまで その存在に気づいていないことも多いです。
でも そのこだわり?ひっかかり?があるうちは 読後感がすごく悪いです。
どうすればそこから離れられるのか わからない.....。
わからないんですけど、あがいているうちに、自分なりの着地点が見えて その時ようやく 自分が許せます。
そこまで来たら、ようやく4ページの流れにまとまりをつけることができます。...あ..でも完成間近は 自分自身のリアルに「やりきった感」があって、もうマンガを描く作業の記憶がありません。出来上がったのを見たら、自分で描いた気がしません。あれ、誰が描いてるんでしょうね。私じゃない誰かかもしれないですよ。本当に。
「まとまりをつける」....
単発で一個ずつ描いているweb上のマンガと アナログ版の意気込みが違うのはそこです。
4ページで ひとまとまりです。
Edited by じゅんか 2019-10-16 08:08:54
Last Modified 2019-12-20 22:09:50