恥かき日記(3)
ここ数年 色んな人の愚痴を聞くんです。
「誠心誠意心をこめた仕事をしているのに、評価されない、台無しにされる」
「わかってもらえない」
という人は 大変多いです。
ものすごく多いです。
気の毒です....でも 他人事じゃないです。
本当に身につまされます。
ホームページ屋も、ナメられがちなので、わかります。
クレームが嫌なのじゃない。
要望はあってもいいし、それが よりよい成果につながるなら頑張ります。
この日記だって マンガだって 添削や書き直しで10何回手直ししてから公開しています。
何十回やりなおしてたって 自己満足じゃダメなのもわかります。まずいところを指摘されれば直します。「頑張ったから直しが要らない」なんてことは言いません。
でもね、『得意なことをやって、楽でいいわねえ』ってことじゃないんですよ。やっぱり。
今でこそ私は 毎日文章を書いて、たまにマンガ描いて、って暮らしてますけども、子どもの頃は 家族で一番下手くそでした。作文も、絵も。マンガも。
大きくなったら上手くなるかと思ったけれど、全然上手く描けませんでした。
高校に入ったら 友達が「交換日記」ならぬ 「交換小説」を書いていたんですけど、それがもう、すごく出来が良くて、先が楽しみで楽しみで仕方がありませんでした。でも 自分には書けませんでした。
大学に入って 何冊か雑誌を作りました。確かに最低限のレポートとか、書評とかは書けたけれども、まあ最低限といったところです。周囲の子の上手さ、賢さには 及びもしませんでした。一生懸命背伸びをして、本を読んだり、映画を見たりしたけれど、追いついた気は あまりしません。ただ、「書く」に至る作業の手順だけは 少し見えました。
マンガも同じで すごい下手でした。今以上に。結婚と同時に勢いで作ったら、夫が割と大真面目に ダメ出しをしてきたんですよね。「コマはこの順のほうがいい」とか「ベタはここまで」「ネタを練り直した方が」とか 案外的を得た指摘を毎回してくるんです。
それで ケンカしつつ今63号を作っている最中です。
休むことなく書いて書いて、たくさん恥もかいてかいて、ようやくこの程度なんですよ。でも、とりあえず 気楽ってわけじゃないの。
的外れかもしれないけれど、努力の結晶なの。こんなことですら。
Edited by じゅんか 2019-10-16 08:38:35
Last Modified 2019-12-20 22:09:36