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2019-07-29
アマチュアとプロの間(3)

素晴らしい「プロフェッショナル」に感激することって しばしばあります。
でも やっぱりそこは それぞれなんですよね....。

別の会社で、社内報づくりやカタログ製作をしているときに、何人かのデザイナーさんと一緒にやりとりをしたことがあります。
このときは 会社のしがらみ上、絶対にお付き合いしなければならないので、仕方なくやりとりしましたが、そのうち何人かは残念な部類でした。

いつお会いしても酒臭く、預けている写真原稿を頻繁になくしてしまったり、約束を守れない人とか.....

マックによるDTPが始まったばかりの頃、「僕はマックでやってみせますから」と強気だった方に テキストデータを渡してデザインをおまかせしたら、デザイン以前の問題で配置も間違いだらけで 色遣いも あまりにひどい時がありました。「内容を全然読んでないで仕上げた」のがすごくよくわかりました。会社の偉い人の推薦だったので、上司ともども 「なるべく事を荒立てないで、自分たちで 尻ぬぐいする」ことに決め、「色指定は全部お前がやれ」ということになり、私が全部やり直したこともありました。あの頃は偉い人と付き合いがあれば 仕事が来たと思いますが 現代でアレはないな!としみじみ思います。プロも色々ですね....。

素晴らしい人もいたんです。全体を見ることも、デザインも良くて、細かいところまで配慮がありました。こういう人がいてくれると わたしのような平社員は何もすることがありません。ただただ 尊敬していました。

会社を辞めてからも細々と連絡をとっていたのですが、少し驚くことがありました。この素晴らしいデザイナーさんが 「お客様の依頼ではなく自分の意志で」とある冊子を発行したのです。
つまり、多少の外注はあるにせよ、コンセプトから仕上げまで 一人で作ったんでしょうねえ。

これが すごく残念でした。
カッコいいし、すっきりしているんですけど、面白くなかったんです。
減点するところは特にないから、悪くないように思うけれども、です。

どんなに素敵なデザインができても、発注側の要望だったり、熱意だったりが 品物の出来栄えを良くしているのではないかな....と 今は思います。
一人で作る限界って きっとあるのじゃないかな。

商業出版物は 何か心惹かれるものが欲しいですよね。
何かで。

何かって何だろう。
それが簡単じゃないんだけれど。



Edited by じゅんか 2019-07-29 09:31:37
Last Modified 2023-03-13 20:02:21





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