ひとりだ。
今日 ふとしたはずみに
ああ、わたし ひとりだ って思った。
よっけが小さいときは いつでも一緒にいて
それが普通だったし
よっけがおともだちと遊ぶときは
ニガテだろうと何だろうと 私もついていかねばならず
親同士の交流もあった。
そして この界隈の同じ育児趣味の人は 私と同類の匂いがした。
同じような課題もあり、そのような人々の間で、私は生きていくことができたのだった。
よっけは一人で遊びに行けるようになった。
私の周りにいた 友人知人はどんどん去った。
そして私はそもそも社交的な人間ではない。
ああ、子どもが大きくなって 私はひとり
沢山の人たちの間にあっても 私はひとり
沢山の「良き人々」に出会うたびに
まぶしく眺めている
私はひとり
「良き人々」と交わすべき 共通のことばを持たない。
私はひとり
まあ、それでも仕方がない。
私は私を生きるより 他に方法がない。
どこで生きていこうが、何をして暮らそうが
自分自身の性から目を背けることはできない。
私自身のいびつさを最も理解しているのは 私自身なのだから
そんな私を認めよう。
Edited by じゅんか 2009-06-18 21:16:54
Last Modified 2022-01-26 10:07:22