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2015-03-13
覚え書き/おちゃのこ

もしかして 今色々とイメージだけが 心の中をかけぬけたりするのだけれど、
今することは 料理でいうなら素材の下ごしらえをすること。

実体験を元に何かを描く私の場合でいうと 忘れぬように メモをとっておくことなのかもしれないな....。そう思いました。

昔何度か聞いたことがあったけれど、何度も忘れてしまっていたことを今日確認したので記録しておきます。間違いがあったら指摘してもらいたいです。おとーさん よろしくお願いします。



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現在材木屋の父親が 昔々丁稚奉公をしていた頃のお話です。
多分 昭和26年から30年ごろにかけての京都。
そのころ父は 学生服を着て 京都の材木屋で住み込みの小僧をしていました。

ある日大奥様から呼ばれておつかいをたのまれました。
どなたかに 贈り物を届けて欲しいとそう言われたのですね。


大奥様は 言いました。
◯◯さんの家へ行ったら こういいなさい。

「おしつまりまして おことうさんでございました。
 せんじつは けっこうなおちゃのこをちょうだいしてありがとうございます」

そして 贈り物をわたしたら

「ごめんやしておくれやす」と言って帰って来なさい。と言われたのでした。

ところが 父は三重県の山奥から出て来たばかりの小僧で、大奥様が何を言っているのかさっぱりわかりませんでした。

しかし 頼まれたおつかいは しなければならないので、丸覚えすることにしました。

「おしつまりまして おことうさんでございました せんじつはおちゃのこを...」とブツブツ暗誦しながらでかけました。

しかし 歩いているうちに 細かいところがわからなくなってきました。

◯◯さんの家に着いて 覚えた通りにいいました。

「おしつまりましておことうさんでございました。
せんじつは けっこうなおちゃふくをちょうだいしてありがとうございます」

「は?」「おちゃふく?」

「おちゃふく」が間違った言葉なのはわかりましたが 元の言葉「おちゃのこ」は思い出せないし 元々の意味もわからないので、困ったことがあるそうです。

また「ごめんやしておくれやす」というのは どうも女性が使う言葉のように思えたので 最初から言うつもりはなかったそうです。

「ごめんやしておくれやす」は男性でも使えることばですけど、ヨソの地方の人からすれば いいづらいですね。



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補足をすると 「おしつまりまして おことうさんでございます」は 
「忙しくしていて ごぶさたしてしまいました」というようなニュアンス
「おちゃのこ」は法事や弔事の際のお供えもののことだそうです。

ちなみに今現在の京都で この言葉を使うかどうかは不明です。


私は京都市伏見区の外れで生まれ育ちましたが 碁盤の目から外れた場所ですから いわゆる京都らしい京都ではありません。(京都人からは京都と認定されない地域です)
京都というところは 住む場所に細かい住み分けがあって 地域ごとに 言葉のニュアンスや習慣が違います。

したがって 私は「おことうさん」という言葉を聞いたことは一度もありません。
そして このエピソードを聞いたことは何度もあるのに、全てのフレーズを覚えきれたことはありませんでした。

というわけで 忘れないうちに書き留めておきます。



Edited by じゅんか 2015-03-13 17:54:01
Last Modified 2015-03-13 18:51:29





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