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2008-04-10
シュタイナー教育は 人を救いはしない 閑話休題

このシリーズの前回の記事は ちょっと本題から外れてしまった。
削除するのも何なので ちょっとブレイクネタ。

要望をサラッと伝える....というのが 私 とてもニガテなんですよ。
私は京都出身だからなのか 親が過剰に反応してたのか
とにかく 「人に 自分の要求を伝えることは 厚かましい」と思っていました。

例えば 人の家に行く。すると「あがって、まあお茶でも」と言われる。
ここで 必ず「いえいえ...」と辞退しなければなりません。しかも3回も。
相手が本気で「上がってお茶でも」な気分なら 3回目のお誘いがあります。
2度までで「あら〜 そうなの?残念ね」と言われた場合は社交辞令です。

そんなわけで ウカウカと「ありがとうございます...」と上がり込むと
「厚かましい人ね」と陰口を叩かれかねない感じです。
「まあ あがってお茶でも...」と言わなければ失礼にあたるから言っているだけで
実際には部屋が散らかったり、用事が山積みだったりして 入って欲しくないかもしれないのです。

上品なご家庭に行くと さっとお菓子が出てきます。
しかし それに手を付けるのは無作法だったりします。
初めに出てくるのは「お土産用のお菓子」最後に渡されるモノだからです。
なので もうひとつお菓子が出て来て それは食べても良い、とか
他の地方の人には全くわからないルールもあったようです。
(これは 私の実体験ではありません。私の両親は ともに京都出身ではありませんでした。
結婚当初 京都に来たばかりの母を心配して 父が母にこれらのルールを伝え
お辞儀の仕方やあいさつを鏡の前で練習させられたあげく あいさつに連れて行かれたと母はぼやいていました。実際にあった風習のようです)

とにかく 目の前の甘言を信じることはできない。
それが 京都というところだと私は思っていました。
(今はそうでないかもしれないけれど)

そんなわけで 小学生の時だったか 関東から来たお客さんが開口一番
「あ〜 のどかわいた!お水くださ〜い」と言った瞬間 すごく驚いたことがあります。
人の家で 「私はこれこれが欲しい!」という大人を見たことがなかったのです。

自分の要望を伝える...ということが もっと自然にできたらいいな..と思うこともありますし
また、要望を伝える側も 相手の受け入れ態勢をよく見ることができたらいいな...と思います。

子どもに与えるお菓子は 添加物が入っていないものがいい、とか
ジュースは困る、とか 確かに 感じることは多いです。
しかし そういうお菓子以外、買ったこともない、という家庭も あります。
子どもに 電子オモチャを沢山与えることが楽しみな人 というのもいます。
 
自分自身、あるいは 子どもがひどいアレルギー体質だったり
電子音に敏感でパニックを起こしたりする場合もありますから
「ガマンするのが良い」とも思いませんが
やはり 伝える時には 相手に対する最低の配慮は必要かな....と言う気もします。

正解はありませんけどね。
「ウチの子はこーなんだから 周囲があわせてくれて当たり前」という感覚だけは持たない方がいい、と思っているのです。



Edited by じゅんか 2008-04-11 00:07:30
Last Modified 2008-04-11 01:04:54





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