HOME > シュタイナー > シュタイナー教育は 人を救いはしない あとがき
2008-04-12シュタイナー教育は 人を救いはしない あとがき
はああ 書き終わった。
しかしながら 後味が悪い。
なぜならば 「人の振り見てなんとやら」だからである。
特定の個人を批判しているようでいて 自己批判したようなものだ。
北海道に来た当初、(そしてたぶん現在も)私は自分の育児に自信がなかった。
私が一日中 子育てをしているより シュタイナー幼稚園に行っている方が
息子は幸せだろうと思っていた。
当時 息子はまだ2歳だったのにである。
結果として シュタイナー保育園に預けた期間はわずか3ヶ月。
シュタイナー幼稚園に預けた期間は 5ヶ月。(夏休みをのぞけば4ヶ月足らず)
それ以外は 自宅で育児をする生活だ。
もちろん ほめられたものではない。
シュタイナー教育とは こだわりだせばキリがない。
家庭でパーフェクトを目指すのは ほぼ不可能じゃないかとすら思う。
一方で シュタイナーの理論をもう少し突き詰めて 学ぶ夫は
「シュタイナー教育をするのに必要なのは、現在日本でおこなわれているシュタイナー学校ではない」と主張する。
ここで それを説明するのは簡単ではないので 割愛する。
私自身は 保育園や幼稚園その他の場所で色々なことに遭遇し
感じたことは
「子どもを学校に育ててもらおうと思っている人は多い
けれども どんな学校/幼稚園に預けても
親が その役割から逃げることは出来ない」ということだった。
当地のシュタイナー学校は2校あるけれど
創始者が同じせいだろうか....。
何よりも「学校の維持」をすることにエネルギーがそそがれる。
家庭よりも 学校の維持が優先.....?
そんな感じを受ける。
そこまでして シュタイナー学校で「いわゆる素晴らしい教育」を受けたとしても
それが 子どもの人格の全てを支配するわけではない。
そんなもん 当たり前じゃ!と思う。
けれども一方で その当たり前がわからなかったから 私はここへ来たんだろう、とも思う。
北海道に来て それが一番の成果かな。
Edited by じゅんか 2008-04-12 20:54:20
Last Modified 2008-04-13 14:31:26
コメント
じゅんかさん、ありがとう!
このシリーズを読んで、久々に大泣きしてしまいました。
今度、札幌であったときに聞こうと思っていたことが、書いてありました。
札幌で、ゆっくりお話できるといいなー。
このシリーズを読んで、久々に大泣きしてしまいました。
今度、札幌であったときに聞こうと思っていたことが、書いてありました。
札幌で、ゆっくりお話できるといいなー。
投稿者:ななえ|2008-04-15 14:38:18
ななえさま
あらら....?
泣かせるようなことを書いたかしら?
札幌、楽しみですね。
再見!
あらら....?
泣かせるようなことを書いたかしら?
札幌、楽しみですね。
再見!
投稿者:じゅんか|2008-04-15 20:12:14