よっけの机と木のはなし

よっけの机がやってきた
実家の父からである。
本当は入学祝いのために ずいぶん早く用意してくれたのですが
引っ越しを待って送ってくれました....。
天板だけあれば あとは工夫して使いなさいってことなんだけど
うれしい!のです。
私もね 材木屋の娘ですから...というより父の娘ですから。
この板を見て ゾクゾクしましたよ。
「杢」が見えるの、わかるかな。
ヒノキでこんな杢が出るってすごい....
上の方の杢は 波打ち際のように光っています。
私にとってのツボは....右はじの くぼみ。
ああ、これ 父らしい....。
私の趣味を心得ているなーーー。
木...色々な趣味があるけど
まっすぐで フシのない木は良いものですが
ちょっとした虫食い、フシなどもまた良い。
父はこれを「けしき」と呼びます。
まっすぐな木 固い木 やわらかい木
ハデな木 実直な木
それぞれの杢には それぞれの味わいがあります。
それを楽しみながら売っている父のもとで育って
私は幸せだったなーー。
きっと父は この「けしき」がきっと出ることを予感して
この木を挽いたに違いない。
そんなことを思いながら よっけのスペースを整えた。
いちねんせいのうちは 机の足はリンゴ箱。
本棚は 大津の知人にもらったもの。
よっけはこれでご満悦。

Edited by じゅんか 2009-08-25 23:06:19
Last Modified 2009-08-25 23:19:27
コメント
すてきですねぇ。
よっけの、嬉しそうな顔が目に浮かびます。
一生モノですね!
よっけの、嬉しそうな顔が目に浮かびます。
一生モノですね!
投稿者:けいこ|2009-08-25 23:19:12
けいこさま
ありがとうございます。
今は挽いたばかりだからか、とても良い香りがします。
ありがとうございます。
今は挽いたばかりだからか、とても良い香りがします。
投稿者:じゅんか|2009-08-25 23:24:16