備忘録//尋牛先生のこと(1)
大濱浄竿作品回顧展プロジェクトによるクラウドファウンディング始まっています。
「材木店ばなし」シリーズ備忘録です。興味のない方はスルーをお願いします。
さて、クラウドファウンディングのページを拝見して、ハタと思い出しました。
クラウドファウンディングのリターンの紹介コーナーに「竹田尋牛板絵」があります。
その尋牛先生のことを、わたしは一度も書いていません。
事務所建物の話を主とするなら これはサイドストーリーにあたります。
さて 実家材木店には 沢山のお客さんがありました。
もともとは工務店さんと大工さん中心でしたが そのうち芸術家の方も沢山お越しになるようになりました。
そもそも京都というところは 古都というのもあって、芸術家/工芸家/文化人/学者の方などが多くおいでです。
その頃の醍醐は 京都の中でもまだまだ田舎で、小さな工房を構える陶芸家の方々も沢山おられました。
また、陶芸家の方は陶器を作るのが仕事ですが、こまごまとした棚や小屋を自作する人は大変多かったので、そうした材料を買いに来てくださるついでに、事務所の建物に気付いてくださる方がいたり.....。
芸術家の好きな父親と話があって、何度も来てくださるようになったりすることが多くあったのです。
そんなこともあって 小さかった私は 父に連れられ 工房にお邪魔して 作品を拝見したり、お話を聞かせていただくことがしばしばありました。
また、工房へお邪魔すれば 良い作品に出会えますね。我が家の食卓はお客さんが作った良い陶器がしばしば登場しました。
良い陶器で食べる食事は とても豊かな気分で 工房訪問は私の楽しみでもありました。
Edited by じゅんか 2018-11-28 22:43:08
Last Modified 2018-12-05 01:32:07