備忘録//尋牛先生のこと(3)
大濱浄竿作品回顧展プロジェクトによるクラウドファウンディング始まっています。
「材木店ばなし」シリーズ備忘録です。興味のない方はスルーをお願いします。
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ある日ひょんなことから 父が削った木に尋牛先生が絵を描いてくださいました。
それに父親が感激しました。
なぜなら 白い紙に描くのとは違って、木には木目があります。
材木屋の父は 木目(杢)などを景色として見ます。
その木目を背景として描いてあったのです。
材料と絵があわさって一つの作品だと 父は感じました。
そのような経緯で尋牛先生にお願いして 「これは良い」と思う木を父が削り、尋牛先生が絵を描きました。
今回クラウドファウンディングのリターンで皆さんにお渡しする絵はこの板絵です。自然木なので、同じ杢はなく、したがって同じ図案もありません。
また、浄竿さんと尋牛先生は 面識があり、親交もあったので、ちょうど良いご縁のような気がします。
関心をお持ちの方はぜひ 実物をご覧ください。
余談//「尋牛窯」の 「尋牛」は禅宗における「十牛の教え」がその名の由来だそうです。
この記事を書くにあたり、初めて読みましたが 大変感銘しました。
十牛図については こちらをご覧ください。
少し書くつもりが大変長くなりました。
ここまで読んでくださった皆様 ありがとうございます。
クラウドファウンディングへのご支援、どうぞよろしくお願いします。
ありがとうございました。
Edited by じゅんか 2018-11-28 23:17:32
Last Modified 2018-11-29 06:07:11