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2019-08-10
アルメニア随想(1)

この演奏が好きで 最近よく聴いていました。

余談ですが 昭和のコンクール音源のコメント欄は「この時代でこれは素晴らしい」とか「普門館の音響でこれなら」いったニュアンスのコメントがほぼ必ずついています。
これ、ちょっとだけニュアンスわかります。

昭和の時代のホールは 音響が良いホールが少なかったんです。
私は合唱部でしたから、1986年前後の「京都会館」「京都勤労会館」は何回か舞台に立たせてもらったんですけども 全然響かない!!ので覚悟が必要でした。

覚悟がないと「あ、ヤバい。音程はずれた!音量も出ない。調子悪いかも。どうしよう....」とパニックになり、よりいっそう貧相な演奏になります。

ショボい学校の音楽室で練習している方がずっと上手に聞こえるのです。
響かないホールでの演奏対策として 運動場で練習したのは 良い思い出です。

その後 いくつか新しいホールができたときは 毎回音響の良さに狂喜乱舞しました。最初から良いホールだけだったら、色々甘く見てしまったかもしれないので、まあ良いですけど!!

昭和60年度前後の京都会館は 音が響かず やせてしまい、困ったことに外れた音だけはバッチリ拾われて目立ちます。NHKコンクールの様子は 地方局とはいえ、テレビ放送されたので、自分たちの演奏を後日見ましたけど、「すごい下手くそ」でした。それでも 来る日も来る日も練習はしてたし、参加校が少ないとはいえ、京都府大会一位はとったんです。
何なら演奏終了と同時に全員で泣いたくらい全力でやり尽くした感ありました。
でも 録音を聴くと どーもショボくて残念な感じだったと思います。

自分たちの演奏だから冷静に見えない、という事情も多少あるだろうけれど、他校の演奏を聴き比べても、控えめに見て、「(あまりよくない状態のホールでの)本物の演奏」のさらに2割減くらいの音しか記録できなかったと思います。

だから 昭和の録音を聴いて、「うまい!」と思える演奏は「滅茶苦茶上手い」と思って間違いないと思います。
演奏後の観客の歓声が すごいですしね....。



Edited by じゅんか 2019-08-10 14:32:54
Last Modified 2021-08-10 15:43:06





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