こんなことがあった
夏目漱石の「夢十夜」風に 「こんな夢を見た」で始まるシリーズを書いてみたかったのだけれど、あっさりザセツしつつ 余談です。
わたしはあまり 夢を覚えていない....
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中学生の頃 音楽室の片づけを手伝っていたら 古い教材のレコードがいっぱい出てきました。
ちょうど教材がLPレコードからCDに切り替わっていく時期で、それはもう「捨てるもの」でした。
先生に「持って帰る?」と聞かれて 1セット持って帰りました。
教材なので、本当に退屈な部分もありました。
「四分音符の長さは...」みたいな教科書の解説とか。
レコードで聴くとなかなかシュールです。
曲の部分は ちゃんとしたレコードなんですよ。
ヴィヴァルディの「春」バッハの「小フーガト短調」 グリーグの「ペール ギュント」シベリウスの「フィンランディア」とかが収録されていました。
おかげさまでその後の数年何回も聴きました。
大好きだったのはコレ。
モーツアルトは 明るい曲を得意としていますが、それはその時代の主なスポンサー「王侯貴族」が求めるもので、「明るい曲が売れやすかったから」だそうです。モーツアルトは売れっ子なのに、借金だらけで また病気がちだったようなので、明るい曲を作り続けるのは どんな気分だったのだろうか、と大人になった私は思います。
先生ありがとうございます。
授業中には たった一度しか聴かないはずのレコードはその後わたしの楽しみでした。
ところで思うんですけど、学校の教科書って なかなかどうして 美しいものが多かったですね。
というわけで たまにうちの子の教科書を見せてもらったりします。
小学生のものも、高校生のものも、素晴らしくて。私が熟読します。
Edited by じゅんか 2019-09-13 08:12:14
Last Modified 2019-09-13 12:53:18