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2019-09-28
誰しも 青春があったはず。

このところ、昔々にハマっていた音楽などをアップしていて、ウザくてすみません。

いや、本当にすみません。

ところでね、出産直後はよく 「誰でも昔は赤ちゃんだった!」という当たり前のことに気づいて泣いたりしました。

当たり前のこと!なんですけども みんなはじめは赤ちゃんで そのお母さんだったり、おばあちゃんだったりが世話をして だんだん、だんだん大きくなって大人になっている!ってすごくないですか?

私はそれをすごいことだと思っています。今でもしみじみと。

それで今はその感動は少し落ち着いているんですけども、自分が良い年になってくると、今度は 「どんなお年寄りにも青春があった」ということに気持ちが行くようになりました。
だってね、わたしがまもなく「ごじゅっさい」なのに、結構ファンキーな曲が好きだったりするのは 時折不思議なんですよ。

子どもの頃山本茂美の「あゝ野麦峠」を文庫本で読んだのです。
確かその頃、映画化もされて、映画もテレビで見たような気がします。
「女工哀史」と言ったでしょうか。
明治時代に 故郷を離れて製糸工場で働いた女性たちのお話でしたが、原作は物語ではなくて、淡々とした 聞き取りの記録です。

ですから 沢山の高齢女性の「こういうことがあった」という思い出話を記録として残してあるだけの バラバラのエピソード集です。

その中で 女工の政井みねさん(腹膜炎を患い、「あゝ飛騨が見える」と言いながら野麦峠で亡くなった女性)が盆踊りが大好きだったというくだりがありました。

盆踊りがあると 「踊って踊って 下駄がダメになるまで踊った」と書いてあったんですね。

ああ、私たちはいま 盆踊りを 伝統的な、やや古臭いものと捉えているかもしれないけれど、明治のころ(もしかしたら昭和くらいまでも)盆踊りは若者たちのトレンドだったかもしれない、エネルギッシュなパフォーマンスだったかもしれないと思うのです。
若い人が 踊って踊って 下駄をダメにしてしまうほどのエネルギー....。

皆さんの青春は 盆踊りだったかもしれないし、東海林太郎だったかもしてないし、シャンソンだったかもしれないし、うたごえ喫茶だったかもしれないし、ジャズかもしれないし、GSサウンドだったかもしれないし、「石原裕次郎は股下18インチ」だったかもしれないけれど、確かにそれぞれの青春があったのだろう、とこのごろ思います。

人には歴史がありますねえ。きっと。




Edited by じゅんか 2019-09-28 10:23:04
Last Modified 2019-09-29 13:47:27





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