コミュニティについて(1)
うーんと、私はずーっとずーっと昔から
「コミュニティーに対するアコガレ」を持っていた。
もちろん、どんな地域だって 職場だって 学校だってコミュニティーなんだから
アコガレって何だよ!って思うかもしれない。
うーん。 そうだな。
でも 古き良き社会へのアコガレがありました。
自然がいっぱいな空間と 自然志向の人間が集まっているところに興味があったのかもしれない。
20歳前後の頃に、たまたま ヒッピーの人たちに会う機会があって
日本にもヒッピーコミューンがあるって知ったんだけど
なんとなく 「自分にはあわないな」と思った。一人一人は良い人だったのだけど
みんながヒッピーの社会って言うのは 私にはあわないと思った。
21歳のとき、ヤマギシズムも見学に行った。
これはハナから 「洗脳されているような 極めて不自然な雰囲気」を感じてしまい
私にはあわない、と思った。
25歳くらいのとき、長野県のとある場所にある コミュニティーに遊びに行った。
そこは 私の印象では 外国人と大学教授や文化人の多い場所だった。
自然もいっぱい、文化的な行事もいっぱい。子どもたちもいっぱい。
インテリと文化人も多くて どこかオシャレげ、と難点らしい難点は見つからないけれども、私が属する場所ではない、と思った。
33歳のとき、ひびきの村をめざして 北海道に来た。
美しい自然と 自然食やシュタイナー教育を目指す人々が集まる場所。
私の思い違いでなければ シュタイナー系の人って 元々ハイソな人も多いし、美的センスの優れた人も多い。
いわば 私自身の好みから言うとどストレートなんだけど
私は 村に関わる縁を持たなかったし また 根本的にはなじみきれなかった。
そして今である。
美しい自然がある。
緑の山と 湖と 青くて大きな空がある。
しかし 地域に住む人々は 特定のカラーがあるわけではない。
なので、特に自然志向の人ばかりが住んでいる訳はない。
でも 何か 今の私には とても居心地がいい。
Edited by じゅんか 2012-09-14 23:59:22
Last Modified 2012-09-15 00:01:10