家族新聞:みつやん通信 日記 日記 日々の出来事、思うこと。
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2012-12-02
おもいだしたこと

行く河の流れは絶へずして しかも元の水にあらず
澱みにうかぶうたかたは かつ消え かつ結び 久しくとどまりたるためしなし
世の中にある 人とすみかと 亦かくのごとし。

たましき都のうちに 棟をならべ 甍をあらそへる、
高き卑しき人のすまひは
代々を経て尽きせぬものなれど
是をまことかと尋ぬれば むかしありし家はまれなり。
あるいは こぞ焼けて今年つくれり。
あるいは 大家滅びて小家となる。
住む人もこれに同じ
ところも変はらず 人も多かれど 
いにしへ見し人は二、三十人が中に わずかに一人二人なり。
朝に死に、ゆふべに生まるるならひ ただ水の泡にぞ似たりける。


知らず 生まれ死ぬるひと いづかたより来たりて いづかたへか去る。
また知らず 誰が為にか心を悩まし、
何によりてか目を喜ばしむる。
その主とすみかと、無常を争ふさま、
いはば朝顔の露に異ならず。
あるひは露落ちて花残れり。
残るといへども、朝日に枯れぬ。
あるひは花しぼみて露なほ消えず。
消えずといへども、ゆふべを待つ事なし。





このごろ 自分が歩く道のことを少し思う
わたしはいづかたへ向っていきているか



Edited by じゅんか 2012-12-02 23:29:38
Last Modified 2012-12-02 23:29:38





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