自分の役割を生きる(2)
そんなわけで ヒマになったかというと そうでもない。
先般 クリーニング店のブログを読んでいる、と書いた。
わたしにとっては 業務内容に関する書き込みが一番面白い。
どんな仕事も 細かいやりとりの積み重ねがあると思う。
クレームに対する考え方や 業務の流れへの取り組みとか
そういうことを とても興味深く読んでいる。
そう、法人向けの商売はまた全く違うのだろうけれど
私は通販業者として 主に個人のお客様への対応窓口を担当している。
個人のお客様は 本当に大事にされていることがバラバラである。
なので、メールに書かれているのは たった一言であっても その一言が何を意味するかは さまざまである。
旦那は サイトを作る時に お客さんが 何を見たいと思っているかを想像し
どんなクレームが起こりうるかを想像して作るので、必ずしも 商品を美しく撮影しない。人によっては気になるかもしれない マイナスな点も必ず お知らせするようにしている。
「そんな細かいことは気にならない」人が買い、「それは困るな」と思う人は買わないように はっきりと見えるようにする。
むしろ 買われないように配慮して作ったページまである。
本当に欲しい人以外は クリックしないように。
通販業にとって クレーム発生は大変な経費が発生する。
だから 一時的な売り上げが上がるよりも
本当に必要な人に 良い形で買ってもらうことが至上命題である。
私は普段の受注対応であるから
お客さんが 大事にしていることに留意しなければならない。
送付方法なのか
ラッピングなのか
配達日時なのか
しかし私は間抜けであるから 旦那が細かい検品をしてくれている。
私は大ざっぱな性格なので、私一人であの細やかさは絶対実現できない。
我が店は 通販業者としては 格段に返品率が低いし
またクレームも少ない。
本当にありがたいことである。
お客様に 適当な買い物をされる方が少ないことも とても大きいと思うし
また 旦那の細かい検品も 決してムダではないと思う。
そして 遠くから 縁があってお買い求めになるのである。
欠品はなるべく避けたいし そう思うと 結構こまめな商品管理をしなければならない。
実際の販売を担当している我が家と 仕入れ担当の店長との 連携も もちろん大事である。そして 沢山のメーカーさん、作り手さんとのやりとりも。
当店の取り扱い品目は すでに1500アイテムを越えている。
気は抜けない。
取り扱っている全ての品物に 愛をこめなくては。
Edited by じゅんか 2013-05-11 10:08:27
Last Modified 2013-05-11 22:38:43