遅まきながら.....(2)
このマンガ、全体的にはファンタジーなんだけれど、一つ一つのディテールがとてもリアルです。
一人一人の登場人物のしぐさ、言葉遣い、属する業界のムードが垣間見える気がします。
脚本家である主人公が 「時代に添った脚本が書けなくて悩む」のに、
若い女の子が アッサリと、軽々と 自分が苦しんでいる「イマドキ風の」脚本を書き上げ、それが評価されていくくだりも、すごくわかります....。
ああ、痛い。痛い。えぐられるように、痛いです。
時代が変わり、世が変わり、次世代の人々がどんどんと自分の視点を越えていくのを見ます。
それは とても喜ばしいこと!でも少しせつないことです。
「我が屍を越えてゆけ」おお、そう思うことありますよね。
負けを認めてからも人生は続きます。
それぞれ乗り越えなくてはならない壁がありますよね。
とにかく越えなくてはならない壁が。
恋人がいれば終わりではない。
結婚したら終わりではない。
出産したら終わりではない。
ずっとずっと 乗り越えなければならない何かは来ます。
どんな人生にも 辛いことはありますね。
既婚者には 既婚者の
子持ちには 子持ちの
子のない人には 子のない人の
キャリアのある人にはある人の
キャリアのない人にはない人の
苦しみも、哀しみもあります。そしてもちろん、それぞれの喜びも。
さてさて、メランコリックな気分はここでひとまず横におきましょうか...。
ネットショップ運営者は しょっちゅう変わるfacebookのアルゴリズム、これまた徐々に変わるgoogle先生の特性にあわせて 細かい手入れをしつつ、めまぐるしく変わる現実に どう対処するのか 日々方策を練らねばなりません。
だって時は 流れていくのだから。
Edited by じゅんか 2019-02-12 16:00:23
Last Modified 2019-02-12 19:07:24