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2019-02-14
好き好き大好き/「エロイカより...」(2)

完全に趣味に走っているので、皆さんはスルーしてください。
すみませぬ。

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このマンガにはいくつも素晴らしいところがありますが、現実の社会を沢山モチーフに取り入れているんですよ。

私は子どもの時の方がじっくり新聞を読んでいたので そりゃーわくわくしました。イラン革命があって、パーレビ国王が国外逃亡して、ホメイニ師とパーレビ国王の写真が連日報道されたりしていました。
そのあとしばらくすると、「パーレビ国王の隠し財宝」がモチーフに使われてお話が始まったりします。

いわば日常的に新聞で読んでいることをモチーフにどんどんお話が作られていくわけで 子どもゴコロにワクワクが止まりませんでした。

もちろん全編フィクションなんだけども、実際の時事ネタが沢山織り込まれているので、すごい臨場感があったんです。

同時に歴史ネタや雑学ネタも多くて 雑学好きにはたまらないです。

主人公の「エロイカ」は レッド・ツェッペリンのロバート・プラントが外見上のモデルなんですけども、初期の頃は「飛行船」に乗って現れたりするんですね。サラッと。別段それは重要でもなんでもないんですけども、
飛行船→ヒンデンブルグ号→そもそも「ツェッペリン」は飛行船を表す言葉....などという言葉遊びに気付いた人だけがウフフと思えるように描いてあります。知らなくても全然読めるんだけど、知ってたら万倍楽しめるので、何度読んでも発見があります。

でもこういう小ネタは全部脇役!脇役です。

ハードボイルドなネタをコメディタッチで描くセンスが秀逸なんです。
もしかしたら 今ではNGかもしれない痛烈なエスニックジョークも含め、会話のセンス、皮肉の応酬が素晴らしい。

あああ!ありがとうございます。再びお会い出来て光栄です!

そして20巻以降は冷戦後。
冷戦後の世界をどうとらえたらいいのかは 私もさっぱりわからないのですが、一体漫画の上でどう描かれるのか 楽しみです。
20巻以降は軍事評論家岡部いさく先生の監修も入っているので、少なくとも岡部いさく先生の考える世界観は垣間見えるのかなあ...ムフフ。
続きを探します....。
暖かくなったら足を延ばしてブックオフめぐりですな!



Edited by じゅんか 2019-02-14 00:22:46
Last Modified 2019-02-14 00:59:54





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