母の思い出
私は「しんどいから休む」って宣言するのがニガテです。
そういうの うちの家庭では ものすごく悪いことだった気がします。
そもそもうちの家族は皆健康で 寝込む人はいませんでした。
「学校を休む」のは犯罪に近く 姉などは熱が出ても 学校へ行き
小/中/高通じて無欠席を達成していました。
家業が自営業なので ちょっと調子が悪くても頑張らなきゃ....っていう雰囲気。
うちの母は 材木屋の重労働を 女だてらにやってますが
普通 あの仕事量はありえないです。
材木屋のヨメといえば 普通 事務を担当しますが
我が家の場合 事務は父が夜中にやり 運んだり 削ったり 接客したりは
夫婦で協力してやっていたんです。
(重機ないので 全部手運び....。そこらへんの男の人より強いです)
あれは父が強制したのかどうか...
ともかく 従業員もいないし 家族で営業していたのでそういう風になっちゃったんです。
父は家事を全くやらないし
家のことや道徳関係のこともあるのでや用事も山盛り 母はいつもてんてこまいでした。
母は30代終わりから 肋間神経痛が出るようになりました。
ハタから見てもわかる激痛らしい。
よく 顔をゆがめて うずくまっていました。
「おかーさん 休んで...」といっても
「いや大丈夫...おかーさんは痛くない、痛くないから」
イヤ、その顔は....激痛ってわかりますから!って感じなんだけど
なぜか 強硬に休むことはありませんでした。
うちの父も 母が痛いのかゆいの言おうものなら
「忙しいのに、仕事手伝ってくれないのか...」という反応だったので
母もあきらめていたのでしょう。
今も神経痛とは長くつきあっているようだけど.....どうしてるかな。
そんな家族の中ではもっとも忍耐力のない私であります。
今日も一日 ゆっくり過ごしつつも 夕方にはめまいがして
「やっぱりやめようかな」って思っている私もいます。
だけどそのたび 家族の顔が浮かびます。
「急にヤメるなんて 困るやん。そんなんはアカン」とか言いそうだな。
そうです。我が家は全員経営者。
姉などはいつも人事で悩んでいますから 私みたいな人は「困ったちゃん」なんだよな。
.......ってでもね。こんなことは判断の基準ではないな、と思うの。
私は今家族に雇われているわけではないのだから。
だけど 私の頭の中には
「これをしたら 母は怒るはずだ。」「姉は怒るはずだ」
というような思い込みが沢山ある。
(実際に怒るかどうかは別問題)
そんなことより ちゃんと働けるのか、だけが問題なんだと思う。
どうしても 調子が悪ければ どのみち出勤はできない。
出勤しても迷惑はかける。
出勤しなかったら もっと迷惑をかける。
無理すれば 何とか働けるかも.....想像するだけで気持ち悪いけど。
ってゆーのが今頭をぐるぐるしております。
明日一日休みなので....明日また 考えます。
Edited by じゅんか 2007-09-06 01:18:51
Last Modified 2007-09-06 01:27:51