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2016-12-30聖なる十二夜 第5日目(2)2016/12/29
そんなわけで暇つぶしに持って行ったマンガを2冊読み、
レビューを書かなければならないアントロ関係の新刊書を読んだ。
リフトに子どもたちの様子を見に行った。
すると カンジのストックが一本ない。
リフトから落としたらしい。
よく見ていると ようすけとその友達がストックを探しに出発している。
戻ってきて「見つからない」とサインを出すと 今度は職員さんがリフトに乗って探しに出かけた。
ストックは落ちたときに立ってくれれば見つかりやすいけれど、雪に埋もれたら全然わからない。
職員さんもわからないみたいで今度はスノーモビルも出動した。
カンジはよろよろしながら「ノンストックで滑ってみる!」といいながら さらに滑りに行った。
しばらくたつと 知らない男の子が近づいてきた。
「僕は○○君の親友です。カンジのストックを8人体制で探しています」
「ねえカンジ、もういちど聞くけど、どこで落としたの?」
「わかんない...」
○○君はようすけの友達だから カンジにしてみたら お兄ちゃんのともだちのともだち。みんなやさしいなあ....。
ようすけにとって スキー場のともだちは 名前を知らなくてもともだちだ。
ちょうどそのとき、職員さんが カンジのストックを見つけて渡してくれた。
ありがとう!ありがとう!
○○君のパパにも会ったので、「ホントに今日は助かりました。ありがとう!」と伝えた
この日は寒かったし、これで帰る!と言い出すかな?と思ったらギリギリまでスキーをした。
傾斜のキツイ斜面でようすけはするするすべり、カンジは何度も転びながら、一生懸命ボーゲンで。
全然へたくそなんだけど、楽しかったらしい。
明日もスキーをする!と真っ赤な顔で言った。
ようすけは ひょうひょうとした顔で
「沢山転んだらうまくなる!」と言った。
確かに ようすけは ただ冬中ずーっとスキー場で遊んでいるだけでうまくなった。スキー教室に通うお金がなかっただけだけど、ようすけにとっては それがちょうどよかったのだった。
ちょうど旦那も町から迎えに来てくれて 無事帰れた。
寒くて寒くて 帰ってからガンガンストーブを焚いて、スキーウェアを着たままで足踏みした。
夕飯は湯豆腐にした。
部屋があたたかくなったので、ホッとした。
さて、明日もスキーに行きたいらしい子どもたち。
年賀状の写真を今日も撮れなかった大人。
ちょっと残っている仕事。
さてどうするか?
もうすぐ今年は終わるのに。
明日は明日の風が吹く
Edited by じゅんか 2016-12-30 10:41:25
Last Modified 2016-12-30 11:11:41