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2015-10-27
ユニゾンについて

さきほど 小学校の全校合唱の録音をアップロードしました。


この音をもういちど聴いているだけで 色んなことを感じました。

このごろは 情報社会なので、facebookなどでシェアされるので 「超絶技巧のナントカ...」といった素晴らしい演奏を聴くことができますね。

それはそれで 素晴らしいものですね。

でも わたしは ごく普通の小学生が歌う合唱に とても感動しています。
本当に不思議に思います。

私は中/高と合唱部にいたのですが 残念ながら大変なオンチでした。
困りますね。

つまり きれいにユニゾン(同じ旋律を全員が歌う部分)を決めたいところでも 外れた音を出してしまいます。

パートごとに 違う旋律を歌う場合でも 一人一人が 音階を外してしまったら和音が崩れてしまいます。

これは コンクールなどでは もちろん減点対象ですから 音を外さないように練習する訳です。当たり前ですね。しかし 相変わらずへたくそだったので 内心肩身が狭かったのを覚えています。

でもね....今のわたしが どう感じているかと言うと....

小学校の全校合唱というのは 歌がうまい子も そうでない子も一斉に歌います。
ピアノ伴奏も 小学生がたとたどしく、でも一生懸命弾くんですね。

だから斉唱の部分だって 沢山の音が聞こえます。
でも それがいい。
たまらなくいいです。

大きく音が外れていても それでいい。むしろそれが良いとさえ思います。
ちゃんと練習して ちゃんと歌ってる子も良いです。
歌っている子どもの様子を見るとさらに胸熱です。

大人になったら 他人の目を意識できる年齢になったら、もうこんな歌い方はしないな....と思うような 全身でいっしょうけんめいな子どもが見えてきます。

こういう時期ってホントに ごくわずかなんですよね.....

うまく表現できませんけども、「みんなちがって みんないい!」 みたいなのをおなかで実感したのは 初めてかも知れません。
何年も 「なんかいいよなーーー」と思っていて はじめて言葉にできました。

皆さん ありがとうございました。



Edited by じゅんか 2015-10-27 08:57:04
Last Modified 2015-10-27 18:03:53





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