町民ゆきがっせん大会(2)

雪合戦とは 1チーム7人で戦うゲームで、3分3セットマッチ、2セットとったら勝ちです。
時間内(3分以内)に相手コートのフラッグを抜くか、
雪球を相手チーム全員に当てた時点で勝ち(そのセットは終了)。
時間切れ(3分終了)の場合は終了時に残っている選手が多い方が勝ち
.....ということなんですね。
細かいルールはありますが、ちょっと長くなるので省きます。
せっかちな私などはさっさとフラッグを取りに行きたくなりますが、 敵チームのメンバーが全員生きている時に 敵の陣地に突っ込んで行ったら雪玉の集中砲火を浴びてすぐに討ち死にします。
なので、「シェルター」と呼ばれる壁のようなものに隠れながら 敵チームのメンバーに向かって雪玉を投げ、じわじわと相手チームのメンバーを減らしていくのです。
小学生チームなんかは 思わぬところで敵陣にまっすぐ突っ込んで行ったりして なかなかエキサイティングでした。
そして この一般の部で 接戦の末、ようすけの所属する「壮瞥中1年チーム」が優勝しました。
ええええーーーー。
ようすけ!頑張ったね!...と言いたいところですが ようすけは『 補 欠 』でした。
決勝戦まで 3試合ありましたし、試合の半分は出ていたのですが ようすけは確かに目立った働きをしていないのです。
雪合戦は 一人一人に役割があります。
フォワードの子は すばしこく、また、正確に球を投げられる子が活躍しますし、バックスにいる子が 遠投得意な子だと、敵陣のバックスに球を当てることができるため、華々しい活躍をします。
また バックスの最も後ろにいる子は 前線の味方に『球を補給する』という作業をしなければなりません。フォワードが不用意に後ろを振り向くと 敵陣から攻撃されてあっという間に当たりますし、何しろ球が置いてあるのは コートの一番後ろなので、一番後ろから 各選手に向けて球を補給する係も大事なのです。
でも この役目をするのもようすけではありません。
ようすけは 目立たないところにいて、球の補給線の中間にいるのですが 彼の存在価値は
「敵の球に当たらない」ことなのだそうです。
シェルターにいくら隠れていても ふわっとした球(ロブ)が上方から来ると あっさり当たることがあります。
そして フラッグの争奪戦にならなかった場合、メンバーの『生き残り数』で勝敗は決まるので、「敵の球に当たらない」メンバーがいるのなら それはそれで存在価値があるようなのです。
へーーーーーー そうなのかーーーーーー。
気を良くした壮瞥中1年チーム、冬になったら 昭和新山雪合戦大会 胆振地区予選にエントリするらしいです。
ようすけも 出る気マンマンです。
補欠ですけど。
Edited by じゅんか 2015-10-28 09:20:36
Last Modified 2015-10-28 11:36:16