解体の前に/来し方行く末(1)
終わるつもりだった「解体の前に」シリーズですが あと少し余談を書かせてください。
もちろん、特に興味のない方はスルーお願いいたします。
先日あるいていましたら 私の頭の中で「方丈記」がぐるぐるしました。
「方丈記」はあの事務所建物のテーマでもあります。
暗唱すると ホントに涙が出てきました。
ああ、私の中で 何かが消化していない、と思いました。
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行く川のながれは絶えずして、しかも元の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し。玉しきの都の中にむねをならべいらかをあらそへる、たかきいやしき人のすまひは、代々を經て盡きせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家はまれなり。或はこぞ破れ(やけイ)てことしは造り、あるいは大家ほろびて小家となる。住む人もこれにおなじ。所もかはらず、人も多かれど、いにしへ見し人は、二三十人が中に、わづかにひとりふたりなり。あしたに死し、ゆふべに生るゝならひ、たゞ水の泡にぞ似たりける。知らず、生れ死ぬる人、いづかたより來りて、いづかたへか去る。又知らず、かりのやどり、誰が爲に心を惱まし、何によりてか目をよろこばしむる。そのあるじとすみかと、無常をあらそひ去るさま、いはゞ朝顏の露にことならず。或は露おちて花のこれり。のこるといへども朝日に枯れぬ。或は花はしぼみて、露なほ消えず。消えずといへども、ゆふべを待つことなし。
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ああ、そのとおり、そのとおり。
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あしたに死し、ゆふべに生るゝならひ、たゞ水の泡にぞ似たりける。知らず、生れ死ぬる人、いづかたより來りて、いづかたへか去る。又知らず、かりのやどり、誰が爲に心を惱まし、何によりてか目をよろこばしむる。.....
ああ、そのとおり、そのとおり。
長くなるので 続きます。
Edited by じゅんか 2018-10-11 22:24:31
Last Modified 2018-10-12 07:11:24