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2019-01-29
材木屋ばなし//心震える


写真は200枚くらいあるので、4月末から5月の展示会で 何かの形で展示されると思います....。

おひとりおひとり感想は違うかもしれませんけれど、私はこの写真を見て 心がふるえます。

どんな頭で考えたら、こんな構造を考えられるのか!と頭がぐるぐるします。
また、木工をされる方なら こんな難しい加工を どうやって!!と思うと思います。

なんともいえず ふるえます。
今日もわたしは一日、写真を眺めながら泣く、変な人でした。

うちの父親も 同様に 浄竿さんの仕事の一つ一つに心ふるわせてきたのでしょう。

浄竿さんの作品をご覧になって、ただただ感動してくださる方もいらっしゃいます。一方で、あしざまにののしる方も、過去には沢山いらっしゃいました。

わかっているので、極力建物の話はしないように心がけていた時期もあります。

「こんなもの、俺にも作れる、大したことはない」などは よくある発言です。

本気でそう思っている人も 中にはいらっしゃるかもしれません....でも、嫉妬心がそう言わせてしまう時もあります。 

浄竿さんの建物があまりないのは 「工期と予算の問題が大きくて」とここでお伝えしてきました。

もう一つの要素があります。
関係者のほとんどが鬼籍に入った今だからこそお伝えしても良いかと思います。

同業者のやっかみと嫌がらせがたびたび起こったから、という理由もあったのです。

長年努力をしてきた大工や建築家にとって、若い浄竿さんの仕事は 鼻につくものだったのかもしれません。



余談//この番付表に、いくつもの斜め線のマークが入っています。これは浄竿さん独自の記号だったようで、材木に印をひく際に使われる「墨指(スミサシ)」をねじってつけたもの。どうやら「作業終了」の印だと思われます。

(写真提供//Carl Stein, Elemental Architecture,NYC)



Edited by じゅんか 2019-01-29 22:39:44
Last Modified 2019-04-06 11:47:50





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