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2010-05-05
参加したのは 私ではなく、よっけだった
コメント(3)

さて、当たり前ですが、今回の実習には参加費が必要です。
たとえ聞けなくても、実習に参加できなくても 私の分も払ってもらいました。
とにかく 聞ける距離で過ごしたかったですから。

しかしまあ 予想通り 私はほぼ 何も聞けませんでした。
ただ、「気持ちよいなー」と思いながら カンジと遊んでいただけです。


でも、無農薬、無肥料で栽培可能だということ
畑でぼうっとしていることが 全然苦しくなかったことが 私を気楽にさせてくれました。


そう、思い出すと こういうフレーズもあったんです。
「良い状態の畑で育った作物は腐らない(溶けない)で、枯れる」
水分がなくなり しぼんでしわしわになったじゃがいもやにんじんの姿を思い出します。
あれが、「枯れる」ということなのだろうと思います。

一方で、肥料過多、化成肥料を使用した畑でできた作物は どろりと腐ります。(たとえ、有機肥料でも完熟堆肥だとしても少しでも多いとダメ)
それは 私もピンときます。

昨年北海道は雨が多くて大変でした。
一般の農家は ジャガイモがとろけて腐り、収穫が激減したらしいです。
実際にどろどろになったジャガイモを見たこともあります。

しかし 同じ気候で栽培した我が家の畑でも、近くの有機農場2件も、全然ジャガイモはとろけませんでした。
無農薬無化学肥料は 間違っていない、と確信を持つ出来事でした。

ああ、自然農法の道を歩めば いつの日には 心地よい畑になるのかも、と思うと うれしくなってきました。
私が借りている畑は 耕作放棄されて長いとはいえ、周囲は大量に農薬散布される場所ですから、畑に入るまでに とても陰鬱な気分になるのです。


帰ってから2日後 子どもたちとおふとんに入ってつぶやきました。
「おかあさんも りんごの木をうえようかな....」

するとよっけは
「うーーん おかあさんはダメだよ。お話を聞かなかったじゃないか。おいらは聞いてたよ」

「そう、じゃあ、わかる? おかあさんがりんごを植えたら、よっけが手入れしてくれる?」

「うん、いいよ」

そう、よっけは 木村さんの後を付いて回り、穴堀もしたし、話も聞いていたし、剪定の実習もして、不要な枝をノコで切り落とす作業もして剪定した沢山の枝を片付ける作業もしていたのです。(下写真/赤い帽子がよっけ。左にいる木村さんの手ノコを借りて作業)


夫が忘れてしまった益虫の名前も覚えていました。
「うーーん うーーん あの赤い虫、なんだっけ」
「がぶりダニだよ。見たらわかるよ。教えてもらったもん」

虫や植物を覚えるのが苦手な夫より 頼りになりそうです。



これは全く予期していませんでした。
そもそもよっけは 「作業するおじさん」が大好きでしたから 近所の農家の人の作業はすごく手伝っていて、慣行農法のちょっとした作業手順は 私よりも詳しく知っています。しかし そこは 普通の農家さんのレクチャーですから

「こんな草が生えて来たら クスリ(農薬)かけるんだぞ」みたいなのも 山盛り聞いています。

我が家の周囲は これまで普通の農家さんばかりでしたから、あまり批判的なことを言うのは良くないと思い、彼のそのような知識はあえて訂正しないでそのままにしておりましたが....なんとここへ来て、木村さんがアッサリと訂正してくれたのです。

ものすごくうれしいです。
今回の講習は沢山の親子連れが来ていて....多くの子どもたちがただ遊んでいましたが....それでいいんだ。この中で 興味を持つ子どもがいればそれでいいし、
また何も考えずに気持ちよく遊ぶ機会に恵まれたなら それはそれでいいんだ、と思いました。

木村さん ありがとう。
皆さん ありがとう。
連れて行ってくれた夫、ありがとう。


追伸。当日参加した人のページを見つけた。
見つけ次第、どんどん追加していこうと思う



コメント(3)

Edited by じゅんか 2010-05-05 22:13:10
Last Modified 2010-05-09 15:12:18


コメント


いいですねぇ〜、よっけくん。
実に頼もしい!
こうして感じた楽しい事をずーっと忘れないでいて欲しいですねー。

投稿者:ともこ|2010-05-06 01:03:11


子供って、大人が思うよりたくましいですよねぇ。
よっけ君にも、りんごの木の一本くらい任せてみたら?(数学よりも良い勉強になるかもしれませんよ。)

投稿者:コロ助|2010-05-06 11:10:52


ともこさま

そうですねーーーー。

コロ助さま

残念ながら 我が家の畑は借り物でして....果樹を植えられる場所はないんですよ.....。

数学、ね。
こないだは 遊びましたが、子どもに勉強させる気はあんまりないんです。そのあたりは 学校の先生におまかせしています。

実際の作業/仕事はすべからく算数が必要ですし、算数/数学は美しいものだと思っています。
そういうことを意識すると 日常の全てはとても美しいですね。

そんなわけで 子どもはなるべく 手を動かし、体を動かしていれば充分な気がします。

投稿者:じゅんか|2010-05-06 20:23:04




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