津波てんでんこについて 随想
さて、心は防災ブームよ!なんちゃって。
ところで 釜石小学校のおはなしで面白かったのは
「津波てんでんこ」です。
津波はものすごい速いスピードで来るそうで
「津波が来た!」と思ったら
家族を待つとか考えずに
「てんでんこに(ばらばらに)今いる場所から高台へ逃げろ」という言い伝えだそうである。
家族を待ったり、助けに行こうとして 多くの家庭が一家全滅した歴史があり、
てんでんこに逃げていれば 津波が去った後に再会できると、こういうわけなんですね。
しかし よっけが 全然別のたとえを話してくれた。
羊は 狼に襲われた時、てんでんこに(バラバラに)逃げる習性があるそうである。
すると 羊は全て全滅するのだそうだ。
ところがそこにヤギを1匹か2匹入れておくと 羊はヤギの周りに固まる習性がある。
すると羊はやられないのだそうである。
これは興味深い。
全然関係ないかもしれないが 私は 先日 ググっていて見つけた記事を思い出した。
旧日本軍の空343/剣部隊のことである。
何でもかんでも体当たりなのかと思っていた旧日本軍の飛行機部隊でありながら列機が隊長機から離れないように徹底され、常に2機一組で戦い、チームで動くことを徹底していたようだ。
この部隊を率いた人は 誰がなんと言おうと自分が良し、と思う戦法を研究しつくしたのではないかと思う。
ともあれ、色んな美談や 「お役立ち情報」があっても、たった今の状況にあうか立ち向かう困難に役立つのかどうかを考えた方がいいように思う。
結果は誰にでもなく、自分自身に降りかかるのだから。
私の今の環境....地形の色々を考えても 何かあって避難する時に 我が家でてんでんこに逃げるところを想像できない。
そういえば 東日本の震災の場合は「学校」「幼稚園」「職場」「家庭」と家族がバラバラになっている時間に発生したために 色々と残念なことが起こったように思う。
こうした場合は仕方がない。
しかし私は基本在宅で仕事をしており、カンジはいつも 近くにいる。
たいていの場合は夫もそばにいる。
バラバラなのは よっけが学校に行っている時だけ...。
それはもう、学校におまかせするしかないか...。
それにしても こういうシュミレーションで 色々と考えてしまうのは なぜだろう。
今日も 室蘭の長崎屋閉店セールをのぞき見つつ、防災用品やリュックなどを見て回った。
おとといは疲れきっていた夫も 「次回の火山マイスター養成講座」申し込もうかな.....とぼやいている。
むむう。
Edited by じゅんか 2012-08-22 01:17:34
Last Modified 2012-08-23 06:33:57