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2017-03-10
大濱さん(9)方丈記と実家事務所

さて、実家事務所シリーズは実はまだまだ続きます。
覚えていることは 案外結構なボリュームがあります。

なのでコツコツと書き溜めていきたいと思います。
また 私は今実家から離れて暮らしていますので、記憶違いや事実誤認があるかもしれません。

気付くたびに訂正していきますが もしもお気づきの点がありましたら お気軽にご指摘ください。 現在当ブログはコメント欄を閉じておりますがFBページのコメント欄、メッセンジャー、当ブログお問合せフォームからお願いします。

さて、 実家事務所は「鶴と亀」をモチーフに作られている、と書きました。
「鶴と亀」モチーフについては 姉のブログで詳しく紹介があると思うので、この場での説明は省略します。


もう一つのテーマは「方丈記」だと言われています。
事務所のどこかに抜粋の文章が書かれていたか...というと 私の記憶にはありません。(見つけた方がいらっしゃったら教えてください)

醍醐という場所は 鴨長明が方丈記を書いたとされている「方丈庵」が近いのです。今は方丈庵は現存しませんが、ともかく割と近いのです。

念のため方丈記の文章を掲載します。

行く川のながれは絶えずして、しかも元の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し。

多分わたしの父はここまでしか暗唱しません。でも 私はこの先も大事だと思っています。


玉しきの都の中にむねをならべいらかをあらそへる、たかきいやしき人のすまひは、代々を經て盡きせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家はまれなり。或はこぞ破れ(やけイ)てことしは造り、あるいは大家ほろびて小家となる。住む人もこれにおなじ。所もかはらず、人も多かれど、いにしへ見し人は、二三十人が中に、わづかにひとりふたりなり。あしたに死し、ゆふべに生るゝならひ、たゞ水の泡にぞ似たりける。


玉しきの都の中にむねをならべいらかをあらそへる....
「むね」は「棟=家/建物」ですね。「いらか」って屋根をさします。


実家事務所は 決して広くない空間の中に 何種類もの天井の手法が取り入れられています。
素人同然の私が思い浮かべられるだけで5種類くらいはあるんです。
わかる人にはもっと判別がつくでしょう。

大濱さんは 「黒田さんは材木屋だから 天井の見本を作ってあげる」と言ったそうです。

いらか(屋根)とはちょっと違うかもしれないけど.....
いくつもの天井が重なって見えるのです。

私は古文を音読するのがとても好きなんですが...
あの事務所を思いながら方丈記を暗唱すると

鎌倉の世、都に並んだ甍(いらか)と 天井の様子が 少し重なっても来ます。

そして あの事務所で育った私は そこにもういません。

ここでまた 続きの文章が頭をよぎります。

住む人もこれにおなじ。所もかはらず、人も多かれど、いにしへ見し人は、二三十人が中に、わづかにひとりふたりなり。あしたに死し、ゆふべに生るゝならひ、たゞ水の泡にぞ似たりける。



Edited by じゅんか 2017-03-10 17:43:40
Last Modified 2017-03-16 09:58:26





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