大濱さん(12)伝統と革新
大濱浄竿さんの鉋掛けの技術が素晴らしい....という記事を書きました。
確かに素晴らしい。
ドキュメンタリーフィルムの3分40秒ごろをご覧ください。
チヨウナで 木をはつる風景が写っています。
今気づきましたが「はつる」は一般的な共通語ではないかもしれません。ここでは 形を整えるために 刃物でそぎおとす、という意味で使っています。
チヨウナは昔よく使われた道具ですが 今では使える人そのものがあまりいませんから 多くの人は ただ情景としてそれを見るでしょう。
これも 今でもチヨウナを使う宮大工さんが見ると 「こんな正確に、そして早くチヨウナを扱うのはとても難しい」と言います。
実家事務所の価値は 木を知っていれば知っているほど、また 技術力のある人ほど驚かれる傾向があります。
一方で 特に技術を持たない人も驚きます。
大濱さんは 変な話、建築家としても 木工家としても 誰かの流れを汲んでいない、独自なところがあるように思うのです。
長くなるので続きます。
Edited by じゅんか 2017-03-11 08:25:40
Last Modified 2020-07-07 12:18:12