大濱さん(10)
さて、姉のブログが更新されました。
アメリカでの作業風景について書いています。
さて、私は大工仕事について素人です。
が、こういう家で育ったので 憧れがあり、伝統工法の本は2冊ほど買ってお守りのように持っています。
私にとっては 水平が大事な建築にあって、皮をはいだだけの自然のままの木を建材に使うのは 一体どういうことなのかさっぱりわかりません。
が、一方で 昔々の棟梁にはそういった技術があったということも 「頭では」わかっています。
ただ 大濱さんの作る家は我が家を含め 伝統建築通りでもないような気がしています。
.....そしてごめんなさい。
これはうまく言えないんですけど 大濱さんの建築物は 毎回作る建物のコンセプトが違っているんような気がするんです....。
私は素人なのでうまく言えませんが バラバラの部材にスミツケをして ホゾを彫りますね。
建材は大きいので、棟上げのその日までは 頭の中だけの想像で、軸組みを考えて 切ったり、彫ったりして...そして棟上げの当日にバラバラだったものを組み上げていくわけですし...
数寄屋建築の材料は割合に高価です。棟上げの日に間違いが見つかったら 手伝いに来てくれた沢山の職人さんの手間賃も大変なことになります。
あまり前例のない(経験のない)デザインは冒険なんじゃないかと思うんですが.....どうなんでしょうね。
私が実際に見た大濱さんの建築物はすでに現存しないものも含めて3軒か4軒ですが...どれも全然違うデザインだったんですよ。
というわけで 私はこれまで 「大濱さんの作るデザインそのもの」にほれぼれしてきたかもしれません。
もっともそれは 私が 「木をわかっていないから」「そして技術をわかっていないから」だと思います。
長くなるので続きます。
Edited by じゅんか 2017-03-11 00:12:23
Last Modified 2017-03-16 09:58:34