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2012-06-13
雑談6/12-2

シュタイナー教育って 子どものために良いかどうかは置いておいて、
自分のためには とてもよかったなあと思っています。


長男の幼児期は本当に頑張っていて
グリム童話の丸暗記、なんてことをしていました。
これね すごく好きでした。

グリム童話、マジメに暗唱すると結構長くて 覚えるのも大変です。
セオリー通りなら2週間同じ話をするんだけども
次のおはなしを覚えられなくて 1ヶ月近く同じ話をしたこともあります。
でも、ウチの子はあまり飽きませんでした。
小さい子は 100回同じ本を読んであげても飽きませんね。
そういうのに、似てました。



あるとき、「ブレーメンのおんがくたい」を暗唱していて パチンと弾けたことがあります。ブレーメンのおんがくたい、
何度も何度も 体が覚えるまで読んでみてください。
できたら、原文に近い訳のものがいいです。
わたしはとても面白いと思いました。
童話には色んな意味が含まれていますから 何度も読むうちに 色んな意味が浮かんで来ます。


「ブレーメンのおんがくたい」は 年老いて、飼い主から役立たず認定されてしまった動物たちがブレーメンで音楽隊に入るため旅をするおはなしですね。

彼らは最後に 泥棒の隠れ家を見つけて 泥棒たちを撃退し、その家でごちそうを食べて、眠ります。
それぞれの動物たちの「本来の性質にしたがって、それぞれの居心地の良い場所で」眠るのです。

ろばは 玄関のドアのそばに
犬は机の下に
ねこはだんろの火のそばに
ニワトリは 天井の梁の上に


そして戻ってきた泥棒を撃退します。
でも 撃退しようと思って撃退するのではない。
目玉にマッチを持って来られたから 猫は泥棒の顔をひっかきます。
泥棒が転がってきたから犬は泥棒の足に噛み付きます。
同じくロバは 後ろ足でけとばします。
騒ぎに驚いたニワトリは 「コケコッコー」と時の声を告げる。

誰も特別なことをしていない。
本来の性質に従った行動をとっただけなのです。
そして泥棒は去り、彼らは安住の地を得ます。


このごろ「自分の本来の性質に従う」ことについてよく考えます。
「絵に描いたような善行を積む」のではなくて
「自分の本来の性質に従う」ことで 自然に皆さんの役にたっていることって
きっとあると思うのです。


今私の住んでいるご近所はすごく面白い、と感じています。
色んな人がいます。
個性が強い人が多いです。
でも、それがすごくいいです。
それぞれの人がマイペースで 我が道を行っているんですが
それで すごくいいんです。

うまくいえませんけども、今日も皆さんが元気で 本当にうれしかったです。
そして 皆さんが それぞれの仕方でそれぞれの生活をされていることで
全てがうまくまわっているんです。


ああ、うまく言えないなあ!もう!

ともかく 皆々様 ありがとうございます。

そして、今日も長いおはなしを読んで下さってありがとうございます。



Edited by じゅんか 2012-06-13 00:28:53
Last Modified 2012-06-13 06:48:51





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