夏のわたしは弱る
さてさて。
雨が沢山降っています。
ことしは 私にとって妙な年で
大きな繭に包まれているような気分がとれません。
別段 何かが変わった訳でもないので、気のせいかもしれません。
特に大きな事件は何もない。
変わったことは何もない。
近所に沢山子どもたちがいて
わーわー騒ぐ日もあるし
そうでない日もあるけど
去年まではその やかましい感じに一喜一憂していたのが
そういう気分が遠のいて
小さい諍いも 小さい喜びも ちょっと自分自身の魂をゆさぶることがない。
今の自分は本当に大したことをしていなくて
時折それをすごく実感する。
世間の人たちが 負っている沢山の苦労を私はしていない。
お金はないが お金を追いかける苦労もしていない。
名誉はないが 名誉を得るための努力もしていない。
若い頃の私は 何もしない自分を許せなくて
何もしていない他人も許していなくて
行動はするが 的外れな上に 他人にも批判的ってゆー困ったちゃんだった気がする。
今はどうなったかというと 大して変わってはいなくて
何もしていない自分てゆーのは
社会的には無価値なんだろうなーとか
鬱モードの時には考えてもみる。
関係ないが 私の実父は「偉い人」「スゴイ人」が大好きである。
実際 彼の周囲にはそのような人が集まりやすい。
そしてまた父自身もある意味レアな「スゴイ人」でもある。
私の実の姉たちも ある一定のジャンルで「スゴイ人々」である。
また、家族全員が 並外れた努力家である。
一方私は凡人としてもいささか不備がある、
そんなわけで ずいぶん昔からコンプレックスを持っていた。
...コンプレックスが活力になればよいのだが
そのような気配がない。
私が目指すべきなのは 「才ある人間」ではなくて
平凡な日常をこよなく愛し 淡々と暮らして行ける感性であろうと思う。
そして 今日も目新しいことをする気分がわいていない。
ここ数日 ちびすけが 熱を出し、ゲロ→泣く→鼻血のループ三回転くらいをこなした。
しょーがないので、ゆるゆると添い寝して 一緒にお昼寝生活をした。
私自身も夏には非常に弱い。
久しぶりにゆっくりとお昼寝をしたら 自分がすごく楽になった。
ちびすけも すっかりげんきになり
かわいく遊んでいる。
いやはや きっと 世の中のたいていの人は
向上心を持たない私に笑うかもしれない。
私自身が あきれているので、そうであっても仕方がない。
ああ、みなさま
わたし いきててごめんなさい。
そんな気分でもあるのに、鏡を見たら
春に感じたおばはんくささが抜けていた。
不思議だ。
もちろん シワはあるけどさ。
Edited by じゅんか 2012-07-13 01:04:23
Last Modified 2012-07-13 01:53:14