昭和新山物語を読む(2)
さて、三松正夫著「昭和新山物語
手に取って 何ページかめくっただけで 涙が出てきた。
理由はわからない。
読み物としても 大変面白いです。
ご本人の生い立ちから書かれているのですが、これも全て大切です。
もともと私が知っていることは ごくわずかでした。
一人の郵便局長が 昭和新山の誕生を観測し、その記録が「ミマツダイヤグラム」として世界で認められた....。
わたしはふうんと思っていた。
毎日家の前でスケッチしてたのか、くらいな気持ちで。
いや そうではない。
ただ眺めていたのではない。
この本を読んで思ったのは この方の調査は 多岐に、そして長期間にわたって行われており、また、学術的な裏付けもきちんとある。
時間がありあまっていたとしても、こうした調査は常人にはできなかっただろうし、学者であったなら ここまで広範囲の 膨大な情報収集はできなかったのでは、と思ってしまう。
この人の生い立ち、56歳で昭和新山誕生を観測しはじめるまでの歩み全てが 「観測するためにふさわしい環境」を整えてられていたように思えてならない。
ネタバレになってしまうけれど、この種の本は恐らくもうあまり販売ルートに乗らないだろうし、ちょっと書く。
Edited by じゅんか 2013-08-27 09:20:59
Last Modified 2013-08-27 12:35:59