原発と日本国民(2)
先日 戦争について書きましたけども......安保反対、とあれだけ叫んで、安保はナシになりましたか?
........そうはなりませんでした。
それが良いことだったのか 悪いことだったのかは 私にはわかりませんし、スルーします。
なんというかな...ヒステリックに反対すると 引くに引けなくなる人々もいる、と思うんです。
責められれば責められるほど、自説を曲げることが出来なくなる人もいると思うんです。
今回、宮城の被災地で、ATMを壊してお金を盗んだ人が「従業員に飯を食わさねばならないと思った」という報道がありました。
半分は言い訳かもしれないけど、経営者の心理には 多かれ少なかれ 同じ心配があると思うんです。
原発を推進した人が全て私腹をこやしたのか それはわからないな、と思うのです。
例えばウチの夫は重電4社、と言われる電機メーカーで8年働いていました。
電機メーカーは家電を売っても儲けがありません。
でも、工場を止める訳にはいかない、というのです。
その意味は 私にはわかりません。
が、事務がとまるのと、製造ラインが止まるのでは意味が違うらしいのです。
ですから、何かを製造していないといけないらしいのです。
そういった工場は沢山あるわけです。
その経営者たちが「工場を稼働させるための仕事」を必要としていたのじゃないか。
都会に若年人口をとられ、発展する可能性を見出せない地方都市が、なんでもいいから産業を誘致したかったのではないか。
この問題を解決できるネタが たまたま原発だったのではないかと思う訳です。
実際には原発を誘致して 町が発展したケースはないんじゃないかと思うんですけども、何かわかりやすい、お金なり、施設なりができることで 発展したような気分を味わえたのかもしれません。
Edited by じゅんか 2011-03-20 22:57:45
Last Modified 2022-02-02 09:23:46