完璧じゃない自分を愛す(3)
またまた 話はそれますが、ぎっくり腰をきっかけに シュタイナーごっこもしばらく休んで マイペースに生きようと思ったんです。
なぜでしょうね....キリキリした精神状態で行うそれは付け焼き刃以上のものにはならない気がするからです。
このごろね、京都人は三代続かないと京都人とは言えない、という言葉がすーっと入って来たんです。
ああ、そうか!と思うんです。
私自身は「本当の京都」で生まれ育っていません。昔々の区分で言えば 「山城の国」育ちですし、さらに両親は三重県の山家育ちです。
ですから スタートラインは違うのです。両親のルーツは百姓です。
上昇志向の強い父は一生懸命茶道を習ってみたり、小笠原流の礼儀作法を習ってみたり、色々努力はしていますが、やはり体にしみこんだ「所作」までは動かすことが出来ていないように思います。母もまた、頑張ってはいるけど、残念な感じです。
もちろん娘の私はさらに 注意力散漫かつ大した努力もしていませんので、それ以下です。
でも笑えるのは 父の歩く姿をそっくりに再現できるのです。
父の歩き方は 山を歩く際に 疲れにくい感じの、多分山間部の百姓の歩き方だと思われます。
ガニマタで、ひょいひょいひょいってユーモラスです。
これは 私にとって 簡単にマネできるのです。苦痛もナシにね。
「所作」や「ふるまい」といった 言葉にならないものは 本当に長い目で....もしかしたら 本当に三代くらいかかって身につくものなのではないかと....そんな気がして来たのです。
ああ、そしてまた 話がそれたな。
Edited by じゅんか 2011-01-22 23:57:30
Last Modified 2011-01-23 08:08:44