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2013-06-11
『アドルフに告ぐ』 再読

図書館で手塚治虫の『アドルフに告ぐ』を見つけた。
確か私は中学生の頃に この本を自分で買って持っていたはずだが、
今は手もとにない。
だから数十年ぶりに読んだ。

今読むと また 少し感覚が違って読める。
私がこれを熟読していた頃、私は京都に住んでいて 阪神間の土地勘がなかった。


もちろん 今だってベルリンやニュルンベルクの土地勘はないわけだから
全体の全てのニュアンスがわかるわけではないけれど。

アドルフ・カミルの住む元町。
アドルフ・カウフマンの住む山本通。
アドルフ・カウフマンが家出してたどりついた有馬温泉
本多大佐の住む帝塚山
日雇い労働者のいる釜田(おそらく釜ヶ崎)

20代前半ごろこの界隈をよく歩いたわたしには
距離感や町の雰囲気がリアルに思い出せる。
三宮から帝塚山まで自転車で走ることが 
一体どんなことなのか 中学生の私には想像できなかった。

今回は 本筋とは関係ない箇所が気になった。

マンガの文中に「モロゾフというロシア人がハルピンから来て...」などというくだりが一行ある。

本筋とは何の関係もない。
しかし 関西になじみのある人なら誰でも それが洋菓子店「モロゾフ」の創始者であることがわかるだろう。

再読して 何度も読み返し また 気になる言葉をもう一度ググって見たりもした。ああ、なんたることか 創始者モロゾフは モロゾフを商標とせず、日本人の共同経営者がモロゾフの商標を得たのか。

一つの洋菓子メーカーの発展には ロシア革命と さまざまな事情があるらしいのだった。

そういえば 私は姉が買ってきた角川の文庫本「アドルフ・ヒトラー」を何度も読んだ。
なので、このマンガを読んだ時も 大まかなナチス・ドイツの人物の名前がわかっており、セリフや状況説明の中だけでサッと登場する人物名を なんとか読み取ることができた。

しかし この本は 簡単にまとめられて大変読みやすいのだが、厳密に言えば事実誤認もあるらしい。
だとすれば 今一度 違う書籍を読みたいものだと思う。



Edited by じゅんか 2013-06-11 12:58:51
Last Modified 2013-06-12 11:36:16





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