思うこと 2014/4/14
そもそも 私の生家は一介の小さな材木屋なわけですが 何しろウチの父は 道徳という趣味を持っていたので、家には沢山教育に関する本がありました。
悩んでいる人の相談を受けることがある、というとその悩みは 色々です。
仕事もあるだろうけれども 家族のこともある。
健康問題という場合もある。
子どもに問題が起これば もちろん親として子どもとどう接して行くかということもあるわけです。
だから 常に色々と勉強していたんだと思います。
しかし 私は大変イヤな子どもだったので、親が買いそろえた本を こっそり読んでおりました。
だから 父や 母が何か言えば「元ネタは こないだ買ったあの本でしょ?」と突っ込んだような気もします。
本当にイヤな子どもでした。
がしかし 幸いだったと思うのは ウチの親は 自分の身代わりとして子どもを育ててはいなかった、ということでしょうか。
教育に過度に熱心な親御さんの中には 「自分がもっと勉強していれば もっと良い人生を歩めただろうから 子どもには良い学校に行かせたい」であるとか「「良い会社に入ってもらいたい」という考えがあると思うのですが、少なくとも そういう考えはウチの親にはありませんでした。
親自身がそこそこ自分に自信を持っていた、というように思います。
実際問題、学歴がなければとれない資格は存在しますから 学校教育を全く否定する訳でもありませんが、実際にどうしても人生に必要な勉強っていうのは 「読み書き」と「四則計算」くらいで、それができていれば 学びを深めることは いつだって出来る気がします。
もっともっと言うと 「健康な体」と 「出会ったものに対する興味」「感動する感性」があればいいんじゃないの?と思うこともあるくらいです。
そうだな
私が子どもの頃は 父親に何か質問しても 正解を教えてもらえないことが多々ありました。
冗談ではぐらかされたりするのですね。
「英語で犬は ホエル/カムーーーー」みたいな オヤジなとぼけ方ですね。
でも それは 少し大きくなると愛だったなあと思うのです。
はじめから正解だけを聞いて 丸覚えするよりも 「んなワケあるか!」と奮起して 自分で調べる習慣をつけた方がいいんですよ。
そして自分で調べたことの方が忘れにくいし、自信にもなります。
「あれは お父さん式の教育だから」と母も理解しています。
「本を読みなさい」なんて言うのはバカバカしい。親が本を読めば勝手に子どもは本を読む」と父は言ってましたけど まあそれもその通り。
私の両親は 沢山本を読んでいたし、私たち三姉妹は皆沢山本を読みました。
読めと言われたわけじゃないけど 読みたかったのだもの。
そうだよな。
親が宿題を手伝ってくれることとか テストの点数をほめてくれることとか まずなかったけど、それは全然悲しいことではなかったです。
Edited by じゅんか 2014-04-13 18:00:17
Last Modified 2014-04-18 19:01:20