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2012-10-18
色んな人がいた方がいい。多分

さて 秋の夜長ですな。




今夜は昔話を。
むかしむかし あるとき、あるジャンルの音楽が大好きな人に、会ったことがありました。



あるジャンル、というのは 「倍音好き」と言うのですかね。
モンゴルのホーミーや ブルガリアンヴォイス 浪曲とか......
これらに共通するテイスト、なんかわかりますかね?


わからなくても 走ります。
この方、すごい面白い人でした。
それで 最初はあまり興味のなかった私も
この方の「音楽好き好き大好き/ワクワクエネルギー」に引き込まれて
色んな音を聴く機会をもらいました。

その中に「声明(しょうみょう)」というのがあります。

ググるとわかりますが、主に密教で口伝で伝えられる 「歌うお経」みたいなものです。(仏教関係者の方、テキトーなことを言ってすみません)

それで 教えてもらって「慈恩会(じおんね)というのに何度か行きました。
11月のある日に 昔々から、そして未来永劫、行われる行事です。
私の記憶違いでなければ 奈良県の2つのお寺で毎年交互に行われています。

観光客向けの行事でなく、また、夜間に行われるので寒い寒いのですが、ここで 声明を聴きました。

沢山のお坊さんが集まって 「声明」を唱えるのです。

私は宗教的なことはわかりませんが、声明は良いものだと思いました。
癒しっぽく捉えている人もいるようです。

私はもっと別なことを考えていまして
お寺の中の装飾って 考えようによってはかなりサイケデリックです。
天井も高くて よいホールです。
サイケデリックなお堂で 声明を聴くって 
なんかすごいことのような気がしました。

昔昔の人は、きっとお寺でナチュラルトリップしてたはずだと思います。
マジで。


そして 私は いわば「音楽として」声明を愛している方のウンチクを聞きました。

声明は 口伝ではありますが、いわば楽譜のような決められた節があるわけです。
でも 実際に沢山の人が同時に唱えると 色んな音が同時に混じり、
混然とした音になります。
全然ユニゾンではないのです。

それが良いのです。

「CDが発展して、根っからのオンチな人が少なくなって残念です。むしろオンチな人がいた方が、声明はすばらしい」とその方は力説していました。

いや、密教関係の方からすれば 大変失礼なことかもしれませんが、音楽としてみた場合の声明は そのような評価もあるんですね。


でも、そういうことってあるかもな。

そんな気がするよ。

そして もうすぐ慈恩会ですよ。
あれは すごいよかったなー。



ちょっと思い出してみました。



Edited by じゅんか 2012-10-18 00:56:16
Last Modified 2012-10-18 01:59:18





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