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2012-09-16
思春期の思い(3)

長い、長いよ ごめんよ皆さん。

ともかく このナントカ委員会 いわば 私の知的好奇心的には非常に楽しかったのです。変な言い方ですが 私は世の中の不条理を知りたいという願望を持っており、また同じように 知りたいと思っている人、また実際に色々と調べて知っている人が周りに沢山いたわけで 何を聞いても 沢山の答え、沢山の情報を教えてもらえ また議論することが出来る。
それは 今までの高校生活では出来なかったことでした。


ところで このナントカ委員会は そもそも「学食で使う割り箸が勿体ない。割り箸は熱帯雨林を破壊しているんじゃないか?」というような投書がきっかけで作られた委員会でした。

ですから 当然 熱帯雨林についても調べ始めました。
するとですね。
割り箸よりも 問題なのは建材です。

当時ネットはないし 日本熱帯雨林ネットワーク(jatan)などから資料を取り寄せたり まあ色々ありましたけども、日本向け型枠材に使われるベニヤ材やラワンは 当時ほとんど東南アジア産でした。
フィリピンの森林はほぼ枯渇。
マレーシア/ボルネオ島(=インドネシア/カリマンタン島)のラワン材の伐採が進んでいました。
すごいスピードで森がなくなり 不毛の土地になり 半ば無理矢理に 民家や集落が重機でつぶされ、伐採反対を訴える住民が殺されるような事態まで発生していました。

こういう話題になると 私は暗くなる。
なぜなら 私は材木屋の娘であり、
毎日毎日型枠材が沢山売れて行くのを実感として知っており、
また そういった稼ぎによって自分は生きていました。

両親には悪気はない。
責める気にもなれない。
でも 実際にボルネオの熱帯雨林を買い付けしているのは 日本の商社か 当時出来たての合弁会社NIPPINDOでした。
窮状を訴える現地の人のお話を聞くたびに なんか微妙な気持ちに。

む、おおおおおーーー

なんか 困ったんですよ。心情的に。

そういえば 隣の委員会には ある先輩がいて 反原発が彼女のテーマみたいでした。そして彼女のお父さんは電力会社の偉い人でした。

きっと先輩も 色々悩んでたと思う。



Edited by じゅんか 2012-09-16 21:53:46
Last Modified 2012-09-19 16:07:00





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