サヨナラ 道徳(2)
「世間から見て 良い行い」をしよう」と努力していた私は
割と的外れな行いをしていたと思う。
「良い心で 良い行いをしなさい」というのは 大変清く正しい言葉である。
それが天然にできている人はもちろんすばらしい。
だけど、そうでない人も やはりすばらしい。
他の人にとって このようなフレーズがどのように響くか 私にはわからない。
けれども
「良い心で 良い行いをしなさい」というフレーズを聴き続けて育った私は
偽善者である。
でも 今の自分にそれはあわない。
実際に 良い人のように振る舞うことは もうできない。
いや、これまでも良い人を目指してはいたけれど、
自分のエゴイスティックな部分は 他人から見れば 丸わかりだっただろう。
ともあれ 「他人から見て 良い行い」を目指し 自分の中にある要求、自分の中にある好みを押さえ込むことが 良い行いであるかのように思っていた。
でも それは 野口晴哉の言う「自分自身に背く行為」なのではないかと思う。
どうなんだろう。
Edited by じゅんか 2013-11-18 12:01:19
Last Modified 2013-11-18 13:11:28