天賦の才(3)
自分の絵が嫌い....
そうですね。
私の絵はいやらしいです。
「うまく描きたい」という欲みたいなものが ものすごく現れているのです。
私はやや早熟なこどもだった気がします。
それで 自分でその「絵に表現されたいやらしさ」に気づいたのは 小3くらいだったと思います。
完全に下手なら下手な絵の方が いやらしくない場合がある...と私は思うのです。
たとえば こどもの絵ってすごい、と私は思います。
たとえ殴り書きであったとしても 美しい としばしば思います。
かんじがクレヨンで殴り書きをしたら
ああ、美しい と思います。
ホントに思います。
文字についても 同じことを思います。
小学一年生のときのよっけのノートなんか ただ「あいうえお」が書いてあるだけなのに、美しくて 泣きます。
うまくない。でもよい字です。
なんだろうな。
気づいた小3の頃から現在に至るまで 私の絵には そうした純粋さがありませんでした。
「うまくかけたでしょ、ほめて!」って言ってるような絵だと思いました。
それが出過ぎてて 気持ちが悪いのです。
実際問題 小学生当時の絵を 今見てみると どんな目で見てもへたくそなのです。
うまくもないし 素朴でもない、というヤツです。
私がシュタイナー教育にこだわり、子どもの早期教育を避けたい大きな理由はそこなのです。
うまく言えませんがそうなんです。
Edited by じゅんか 2013-12-11 15:02:36
Last Modified 2013-12-11 19:54:19