凡庸を生きる
わかりやすく言うなら マンガチックに すぐに天賦の才が発揮できるような人はきっと 世の中に沢山いると思います。
私自身は 賢いのではなく「こざかしい」浅知恵に走りがちな人間だなあとしばしば思います。
芸術的に生きられたら 暮らしを美しく整えられたら 美しいものが生み出せたら、と渇望する一方で わたしはそういう器ではない...ということも深く実感しています。
しかし凡人には凡人の生き方がございます。
幸い 自分だけの裁量で描く絵は 未だに 穴を掘って埋めてしまいたいものしかできないのですが、商業的な目的があって描かなければならないもの........は 少しましなものが描ける気がします。
それは自分でも ちょっとほっとしますが そうなんです。
「○○についてお伝えしたい」という第三者の目的がある場合は 自分の欲が薄れるんじゃないかと思っています。
さらに「完全原稿(修正を必要としない原稿)がつくれない」というのもコンプレックスの一つでしたが フィニッシュ(仕上げ)が得意な旦那がいてくれるおかげで なんとか 微調整の手を借りられる、それもありがたいことの一つです。
そんなわけで 年々気楽になってきました。
そういえば「みつやんつうしんアナログ版」も自分にとっては「マシに描けてる」ものの一つですが、あれは私が描いていて私が描いていない。
見えない誰かによって描かされているような媒体ですね。
そしてまた あれも「我が家」をモチーフにした広告媒体といえなくもないな。
印刷物かサイトかの違いで 私の業務の一つは「チラシ描き」なんだ。
それが私の お役目というところ。
凡人万歳。
Edited by じゅんか 2013-12-11 15:13:42
Last Modified 2013-12-11 16:31:56