生きることを楽しめれば
私もイチイチ話が長いな。ごめんなさい。
結局その後 私にとって最も辛かったのは高校です。
高校は中学とは打って変わった雰囲気でした。
私は家から少し離れた公立高校に行きました。
大半は整然とした建て売り住宅に住んでいる 中流家庭の家の子です。
ここでは...全然なじめなかった。
なんでかわからないけど。
学校全体の雰囲気も なんだか均一で面白みがない感じがしました。
全てにおいて平均点ぽくて.....そう、覇気がないような......。
小中学校にいっぱいいたグレた子は
悪いことをしていても なんかやさしいところがあって、憎めなかった。
あまり仲良くなかったんだけども 私はきらいじゃなかったんです。
先生を殴ったり、モノを壊したりするのに
あの子たちは 学校が好きだったような感じもしました。
知的障害のある子にはすごくやさしく接するような一面もあったんです。
それはよく覚えています。
だけど 高校の雰囲気は少し違いました。
気のせいかな...
「ごく普通に見える子」の中にも闇があるように思います。
高校時代の同級生とはほとんどなじめず、
また もはや連絡をとっていないので その後のことはわかりません。
だけど 中学時代の同級生のことなら 時折 実家の母から現在の様子を聞く事もあります。
うちの親は 道徳の関係上 「打ち明け話」を聞く事が多く
「家庭の裏実情」を知っていることが ままあるのです。
その大半は 「ごく普通の良い親御さん」からの相談です。
今 鬱っぽい人の多いこと、多いこと。
学校で特に問題なかった人も 家庭内暴力がひどくて大変な人もいるみたい。
ごく普通の家庭で育ったごく普通の人ですよ...。
親は水商売でも 一人親でもない。
ヤクザでもない 普通のよい親御さんなんですよ....。
私には今 水商売な知人がいないし、伊達は田舎なので
「ともこさん」のご近所に見られるような
「誰から見ても悲惨な雰囲気の子どもたち」は私の身近にはいません。
だけど 「ごく普通の中流家庭」にいる「なんとなく覇気のない」
「無表情な子ども」にはよく出会います。
そして、 しばしば 悲しい気持ちになったり
「なんとかならないのかな?」と思ったりします。
私が シュタイナー教育に期待していることは
「勉強ができる」とか「芸術性がある」とかではなくて
「楽しく生きていく力を身につけること」なんですよね。
生きることが楽しければ しくじってもやり直しがきくでしょうから。
そして それを身につけるのが 子ども時代じゃないかとおもっているんです。
Edited by じゅんか 2009-05-02 22:37:07
Last Modified 2009-05-05 09:14:13